ロード・エルメロイII世の事件簿1 case.剥離城アドラ【書籍】 の感想
参照データ
タイトル | ロード・エルメロイII世の事件簿1 case.剥離城アドラ【書籍】 |
発売日 | 2014-12-30 |
製作者 | 三田 誠 |
販売元 | TYPE-MOONBOOKS |
JANコード | 4560158370487 |
カテゴリ | PCソフト » ジャンル別 » PCゲーム » アドベンチャー |
購入者の感想
第四次聖杯戦争から時を経て、君主(ロード)となったかつてのウェイバー・ベルベットが誘う、目眩く魔術ミステリの世界。いまや無数の世界線に分岐したFateというコンテンツにおいて、Zeroからstay nightへと至る、完全に地続きの世界を舞台にした作品です。この2つ作品の橋渡し役として、なるほど彼ほどの適役も他にいないでしょう。
ミステリの体裁を取ってはいますが、魔術が絡む時点で本格からはどうしても逸れます。
ですが、単純に一編の読み物として、とても完成度が高いと思います。
シナリオがしっかりしているし、登場人物も皆個性的で魅力的、三田氏の美しい文章が魔術に彩られた幻想的な世界観にぴったりだと感じました。
そして、Zeroでウェイバーとライダーに魅せられた私としては、かつての面影を残しながらも逞しく成長したロードエルメロイⅡ世の姿はやっぱり感慨深いものがあります。物語終盤、「ボク」と「私」の入り混じるあのシーンを筆頭に、第四次聖杯戦争の記憶を大切に抱えながら必死に日々を積み重ねて生きていく、まさに一番見たかった彼の姿を生き生きと描き出してくれた三田氏に心から感謝したいです。
1つの事件としてはひとまずこれで完結しますが、エルメロイⅡ世の物語はまだ始まったばかりです。
彼の旅路がどこに至るのか、楽しみに見守りたいと思います。
ミステリの体裁を取ってはいますが、魔術が絡む時点で本格からはどうしても逸れます。
ですが、単純に一編の読み物として、とても完成度が高いと思います。
シナリオがしっかりしているし、登場人物も皆個性的で魅力的、三田氏の美しい文章が魔術に彩られた幻想的な世界観にぴったりだと感じました。
そして、Zeroでウェイバーとライダーに魅せられた私としては、かつての面影を残しながらも逞しく成長したロードエルメロイⅡ世の姿はやっぱり感慨深いものがあります。物語終盤、「ボク」と「私」の入り混じるあのシーンを筆頭に、第四次聖杯戦争の記憶を大切に抱えながら必死に日々を積み重ねて生きていく、まさに一番見たかった彼の姿を生き生きと描き出してくれた三田氏に心から感謝したいです。
1つの事件としてはひとまずこれで完結しますが、エルメロイⅡ世の物語はまだ始まったばかりです。
彼の旅路がどこに至るのか、楽しみに見守りたいと思います。