山川 詳説世界史図録 の感想

学校に通っていたころは資料集を眺めるのが好きだった。大人になって同じことをしてもやっぱりちょっとゾクゾクする。ただ違う点が一つ。40代で老眼が始まって写真の細部がよく見えない。文字も細かいとよく読めない。最近は本をkindleと、もう一つの方の電子書籍リーダーで読むようになったために、大きい文字で読む習慣があるので、とても不便に感じる。掲載されている資料の数は多く、ページに所狭しと写真と文字が並んでいる。でも読むのが大変。
貴重な写真資料や地図、グラフ、絵図などで理解を進めてくれる資料集は持ち歩ける博物館といっていい。これが有ると無いとでは大違い。ドキュメンタリー番組や本の記述から気になったことがあると引っ張り出してみる。よく見えないから顔をよく近づけてのぞき込むと、自分の影で明かりが遮られ、暗くてよく見えない。
ああストレス。ああストレス。何とかして。

電子書籍化してほしいけれど単に本をスキャンするのではなく、写真を選択すれば解説も指定されたフォントサイズで一緒に表示されるようにしてほしい。ぜいたくを言うようだけど、今はネットで何でも簡単に調べられる時代。それだけに資料集もより多くを求められていると自覚してほしい。

人物、歴史的建造物などの写真や資料が豊富で、歴史を理解するのに非常に役に立ちました。活字のみでは理解しがたいものが
ビジュアルになることで、その時代、その場所等が具体的にイメージ出来て良かったと思います。

日本史の図録が有名ですが、同じような体裁をとった世界史版になります。教科書だけではものたりない様々な視覚的資料が、豊富に掲載されています。年表なども充実していて、世界史の学習には必携の資料集です。

「図録」をながめながら「海外旅行」を想像すると楽しくって仕方がない。「世界史」ってあえて「勉強」するものかなあ〜 「現代」に関して「Ｗｈｙ？」と感じれば自然と調べたくなるし知りたくなる。知れば分かって楽しい。受験なんて簡単に乗り越えられると思う。それに、そもそも大学側がそういう学生を望んでいると思う。