Quick Japan(クイック・ジャパン)Vol.118 2015年2月発売号 [雑誌] の感想

ももクロ主演映画「幕が上がる」の特集号です。

映画の公開に先駆けて、こういった形の特集記事や書籍等は、今後も続々とリリースされていくようですが、そこはやはりQJ誌、彼女たちをフォローしてきた歴史と、その熱量が違います。
事前情報源としての副読本をどれかひとつ・・・、と考えておられる方には、やはり本誌こそが最良のものになるんじゃないだろうか、とは読了後に強く感じさせられました。

基本的な内容としては、映画撮影の舞台裏を淡々と、しかしながら緻密かつ詳細にリポートしていくという密着ドキュメント。
昨年の夏後半から秋にかけて、なんか発信される情報が少なくなったなと思っていたら、こんなことをやっていたんだというのが、実に明瞭に理解できるものとなっています。
ここでも小島氏によるレポートが相変わらずの秀逸さを誇るものともなっています。

あるいはまた、本広監督やオリザさん、共演した黒木さん、ムロさんたちの目から見たメンバーたちの成長の足跡もインタビュー記事として紹介されていたり、様々な角度からこの映画を分析、解析したりもしてあります。
非常に掘り下げた内容の特集記事となっています。

個人的には、フルちゃんの「全日程撮影日誌」が面白かったかな（・・・？）。
メンバーの良き理解者（？）である古屋マネージャーの天然ぶりが全開となっていて、笑えます。

そして、やはり、メンバーがイーハトーブを訪問した際の巻頭フォトが素晴らしい！
極寒の岩手の地で撮影された彼女たちの明るく屈託のない笑顔と、しかしながらその凛とした佇まいには、本当に心が洗われるような清涼感があり、癒されます。
・・・あぁ・・・、もしここに杏果もいたなら・・・（涙）
と思っていたら、表紙の題字がオール・グリーン！！！
QJさん、やっぱり分かってますねぇ・・・。
心意気が、超モノノフですよ！！！

期待していた通りでした期待していた通りでした期待していた通りでした