1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣 の感想

時間管理・自己管理において習慣にしたいことのあらゆる要素がうまくまとめられている。
既に実行していることの有効性を改めて認識できるし、できていないことのリストアップにもつながる。
最近流行りの「生産性」などのオビがもっと強調されれば、人気になりそうな良書だと思います。

根本の考え方は他のものと変わらない部分が多い(誰が真似したとかは関係なく)でもこの類いの本を読むたびに自分の今までの行動を見返すことが大事なんだと思います。

この本を読んで早速行った事はメールボックスのメールを全部チェックした上で削除した事だ。
すげースッキリした。
これだけ長い本でひたすら時間の事を読まされたら如何に自分が時間を無駄に過ごしてきたかわかる。
通勤時間や仕事上の無駄な時間があぶり出され、さらにそれだけでは飽き足らず「この仕事をこれからも続けていて果たして良いのだろうか」という疑問すら湧いてくる。
じゃあ頑張って時間を作ったとして・・・その時間に何をやるかが問題だ。

この手の自己啓発本は結局のところ、読み手が納得できたかできなかったか、共感できたかできなかったか、に尽きると思う。
本書においては著者の実体験を交えた時間管理のノウハウに、非常に共感ができた。

時間管理の書籍はたくさんあるかと思いますが、なかなか面白い時間管理でした。
時間に追われることなく、生産性を向上させ、充実した生活を送るためにとは、理想的考えかと思います。
しかし、これを実践できるように、たくさんのヒントが書かれていました。
納得できることがたくさんありましたので、いかに自分のものにしてしまうということが、課題になるかと思います。
１４４０分と、タイトルがあまりにも面白かったので選びましたが、内容は非常に良かったです。