究極のセールスマシン の感想

この本は、主にBtoBマーケティングを対象として様々なアイデアを提供してくれます。
タイムマネジメントや組織改善などのアイデアも授けてくれます。
巷にあふれる営業本は保険営業出身者が書いたBtoCが主流なので、とても参考になります。

この本で、最も重要なメッセージは、「断固たる規律と決意」をもって、諦めずにアイデアを活かしてターゲットをものにしよう、ということです。
そのアイデアの核となるのが、スタジアムでのセールストークであり、市場データです。

チェット・ホームズは言います。
「購入客に本当に役立つ情報を提供しようと思うなら、単なる製品のプロフェッショナルではなく、市場のプロフェッショナルであるべきだ」
この指摘には目から鱗でした。
心に訴える情報とそうでない情報の違いは何なのかが今までよくわかりませんでしたが、この本はハッキリと示してくれています。

ずっとモヤモヤとしていたものに辿り着いたような気がします。
分厚い本でもあり、アイデアを正しく実行するだけでも大変な労力がかかります。読むだけでは全く意味がありません。
それだけに、非常にお得な１冊です。

コメント数からするとあまり売れていないようですが、これがあれば今持っている他の営業本を全部捨てても構わないと思わせてくれます。
ぜひ売れないでほしいです（笑）。