僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語 自分のビジネスを始めたい人に贈る二〇のエピソード の感想

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タイトル僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語 自分のビジネスを始めたい人に贈る二〇のエピソード
発売日2016-04-14
製作者和田 一郎
販売元バジリコ
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購入者の感想

前著『僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと』をとても共感して読んで、いろいろと考えるきっかけを与えてもらって、レビューで星5つをつけた。今でもその評価は変わらない。よい本に出会ったことを感謝している。
だけどなぜか、その後ネット上に現れたネガティブな評価のいくつかが妙に心に引っかかって、「もしかしたらこっちが正しいんじゃないか」と思うことも、無いわけではなかった。もっと言うと、なぜか自分のことを言われているようで、そうした評価に出会う度にいちいち苛立ち、鋭い言葉が(僅かな間だけど)心に突き刺さって仕方がなかった。

本書は、組織の中での戦いに「敗れた」著者の、その後の物語。
紆余曲折、大変な苦労をしながら、今は起業を成功させて安定した生活を送れるまでになっていて、そこに至るまでの体験が前著同様赤裸々に綴られている。
この方は大企業では出世できなかったけど、単にうじうじとしたつまらない中年オヤジに成り下がった訳ではなかった。自分の居場所を見つけただけではなく、家庭的にもサラリーマン時代と変わらぬ安定した生活を再び作り上げた。見事だと思う。
前著に対してネガティブな書込みをしていた人も多少は印象が変わるのではないだろうか。そうした人に本書の感想も聞いてみたいと思う。

でも、だからこそ、だろう。自分は前著のように共感して読めなかった。
その理由は、結局のところ、「やっぱり自分とは違う人種だったんだなぁ」ということを見せつけられたからだろう。内向的と言いながら人間関係で決定的な失敗をしているようには見えず、人を介して得たチャンスはしっかりモノにしているし、理解のある楽天的な奥さんがいて、高学歴、英語力もあり、何よりも自分の居場所づくりへの強いこだわりを持っている。このすべては自分には無いものだ。正直、嫉妬もあると思うし、「自分だって著者にはない別種の才能を持ってるはず」と思い込みたい気持ちもあるけど、読み進めば進むほど「自分には無理だ」という思い、と同時に「行きたい方向ではない」という思いも強くなっていった。だいたい、「組織で出世できなかった」という一点だけで自分と同じ人種だと思い込む方がずうずうしい勘違いなのだ。二冊目を読んでようやく気付いた。

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