犬と魔法のファンタジー (ガガガ文庫) の感想

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参照データ

タイトル犬と魔法のファンタジー (ガガガ文庫)
発売日2015-07-17
製作者田中 ロミオ
販売元小学館
JANコード9784094515633
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

田中ロミオということで何も考えずに本屋へ直行、即購入しました。

本人が「色物好きにおすすめ」と書いているようにニッチな「就活」がテーマの作品。
おそらくこれで完結の作品だと思われます。

この本を手に取る人のそれなりの割合の方はこの「ロミオ」というワードに
魅かれて買っていると思いますが、期待している部分はそうだと思います。
・言葉のキレ、センス
・(おそらく大多数の人間が受けるとは言いにくいが)笑いが止まらなくなるギャグ?(個人的には31ページとか)
・哲学的要素
ここら辺は健在だと感じましたのでご安心を。

ここからは極力ネタバレを避けつつ☆をひとつ減らした理由を。

二つあって一つ目は対象年齢が高いと感じることです。
タイトルに魔法やファンタジーというわくわくするワードが入っていますが、
テーマが就活であるだけに大学生以上の方でないと読んでいても
この作品にはなかなか共感できる部分が少ないと思います(そもそもロミオのファン層って年齢層高いみたいですが・・・・)。
というか現実世界の大学生活・就職活動というものを無理やりラノベとして発売
できるようにファンタジーの世界観にねじ込んだ、という感じなので
ほとんどのワードが現実に即したものとなっています。
個人的には中学・高校と大学とは違う生活を送るものだと思っています。
「あー分かるわー」という共感をしたい場合は大学生以上が対象になりますのでご注意を。

2つ目は読んでいて、つらい、という点です。
人類は衰退しましたでも学校編でのいじめは読んでいてつらかったですが、
今回もかなりヘビーです。
まるで「監視カメラで就活の様子撮っていただろ?」と問い詰めたくなるぐらい
あるあるが多いです。現在就活をされていて持ち駒が少ないと言う方、理不尽な
ぐらい祈られて神になってしまいそうな方、悪いことは言いませんので、是非就活
が終了してから読んでください。何かしらの形で就活というのはいつかは終わるはずなので・・・

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