青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ No.SP 海上自衛隊 補給艦 ましゅうSP プラモデル の感想

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　アオシマから登場した「ましゅう」。いずもクラスにも比肩しうる大きな船体であり、迫力があります。また、補給ステーション周辺のゴチャっとした感じと、艦橋のスッキリとした雰囲気の造形の対比は妙味ですね。以下、作成についての注意点を挙げてみます。
　初めに、船体を組むとき、補強としての部品（C4とC5、C8）があるのですが、これのみではやや心許ない感じがします。ここは杞憂かもしれませんが、廃品であるランナーを船体内側の幅に合わせて切り、接着して補強を行いました。この作業は、船体中央を中心に4ヶ所程度補強すれば充分です（私は模型を作る時、なるべく頑丈に、を基本にしていますので、念のためこの工作を行った次第です）。
　次に、インストでは細かい艤装をその都度取り付けていくようになっていますが、これでは各部のヤスリ掛けなどを行っていると、せっかく付けた部品を破損させたり、紛失させやすくなります。特に艦橋や煙突、その後ろの後部構造物では、各面どうしの接着部分をヤスリで均す必要がどうしても出てきますので、ヤスリ掛けした後部品の取り付けを行った方がよいでしょう（但しC8に取り付ける部品は別です。また、各補給ステーションの基部を組んだ時に上側にできる、枠のような凸の部分は消さない方が良いでしょう。インストのステップ4～6の絵も、枠状に出っ張っていますし）。
　この他、艦橋上部に取り付けるデコイ発射機（チャフ）ですが、インストのイラストでは向きが逆です。これでは、チャフをフネの後方に向かって投射するようになってしまいます。
　ところで、このキットには第1と第2、第5と第6の補給ポストにぶら下がっている長いホースがありません。ここは0.8mm程度の太さの真鍮線を別個に用意してホースを再現しようと考えていますが、どのように工作しようかも含め現在思案中です…。

　付属のオマケとして、F-35B×4、F-2A×2、機動戦闘車×2、AAV7×3、AH-1とAH-60ロングボウは各2機、CH-47とB-2、グローバルホークは各1機ずつとなっています。この他、インストには記載がなく何故か不要部品扱いですが、3.5トントラックが2つ、UH-60（？）と高機動車が一つづつ入っています。