蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァシリーズNo.04 霧の艦隊 戦艦ハルナ の感想

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WLシリーズNo.111榛名の色変え商品です。
そもそもこのキット、静岡模型教材協同組合からフジミ模型脱退後の埋め合わせとして新規開発されたキットです。
急造の為かリサーチが甘い上にそれぞれ改装後が特徴有る4隻を無理矢理パーツ共通化した影響で年代特定が出鱈目な上モールドも甘く、無いものが有ったり有る物が無かったりと色々とちぐはぐで曰く付きのキットでした。
それでもかつてのフジミ製よりはマシという程度の商品でした。
しかしフジミ模型から自社分リニューアルがリリースされると値段と素組時の組みやすさ以外は価値が急落しました（まあフジミの新キットより価格帯が安いので改造マニアの素材としての需要は未だにありますが）。

元がそういう曰く付きの物で、尚かつ艦橋改修用レジンパーツ以外の本体はほぼWLの色変えという内容ではコレクションアイテム以外の価値は余りない様な気がしますし、売れ残り状態を見る限り間違いなくそのような扱いを受けているのだと思います。
せめてエッチングかデカールで船体モールドが再現できるなら良かったのですが。
結局、パッケージ、塗装指示図、デカール、キャラクターミニポップにしか価値はなく、本体はフジミ製を組み立てた方が仕上がりも良いですし、更に言えばフジミフルハル船腹の出っ張りと艦尾改造を加えてバイナルパターンを原作等を参考にして塗装や自作デカールで再現するのがベターといわざる得ません。