市川崑「悪魔の手毬唄」完全資料集成 (映画秘宝COLLECTION) の感想

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以前『特撮秘宝』で『犬神家の一族』の逆さ足が誰の足かを探し出し、本人コメントまで載っていたときには本当に驚いたが、
この本はそんな新発見が１冊丸ごとつまっている。
もちろん圧巻のスチール集で、みたことないものばかり（というよりも５００点以上載ってるので、見たことないものが９割）で見てるだけで充分楽しいのだが、取材・研究の部分が素晴らしい。
新発見のネタをここに書くのは控えるが、タイトルクレジットの中野稔については帯にも書いてあるので触れていいだろう。
まったくはじめて知ったことばかりで、あの中野稔がクレジットを作ったことも、そんな風に作られたのかということも、驚きを通り越して呆然。
これはもっと広く知られてほしい。