プライベート・ライアン (字幕版) の感想

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参照データ

タイトルプライベート・ライアン (字幕版)
発売日2013-11-26
監督スティーヴン・スピルバーグ
出演トム・ハンクス
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カテゴリAmazonビデオ » カテゴリー別 » 外国映画 » アクション

購入者の感想

人類史上最大の上陸作戦「ノルマンディー上陸作戦」を描いた数少ない名作
第二次世界大戦でドイツを敗勢に導いた重要な作戦の一つである。
ミラー大尉のいた米軍の担当するオマハビーチはこの作戦の中でも最悪の50%を超える死傷率であった。冒頭の過激な戦闘シーンでスピルバーグ監督はその過酷さを忠実に再現していると言えるのではないだろうか。

この映画で重要なのは「兵士が戦った意味」についてだろう。計200万人を作戦に投じ死傷率も一際高いこの作戦は、一見命の無駄遣い、戦争の悲惨さを物語っている。
しかし一方でこの戦争は当時最悪の独裁国家ナチスドイツを打倒し、ヨーロッパとユダヤ人を解放するために人的資源を湯水のように注いででもやらねばならない作戦であったのだ。彼らはまさに正義のために戦ったのである。

またスピルバーグ監督もユダヤ人である。戦争映画といえば地獄の黙示録やプラトーンなどのベトナム戦争を扱ったものが多く、ベト戦から”戦争の無意味さ”を説かれることも多い。世間では「戦争は無意味」という風潮がある中、ユダヤ人であるスピルバーグ監督は「いやいや、戦争も意味があったんだよ」と言いたいのだろう。

「戦争は悲惨!戦争を美化するな!」などと短絡な発想でこの映画を批判する者もいるが、後半に兵士の戦う意味を描く一方で、あえて前半にオマハビーチから戦争の残酷さをこれでもかとリアルに描いて中和させている監督の技量には、戦争反対論者も拍手送るべきだ。

最初にこの映画が話題になったのは冒頭のノルマンディー上陸作戦があまりに凄惨であるという理由からだった。
確か当時のテレビも「冒頭の戦闘シーンがリアル!」みたいな取り扱いだったと思う。自分も上映当時に鑑賞して冒頭と最後の防衛戦がとても印象に残った。
それから10年以上経ち久々に観てみると、戦闘シーンよりも中盤の夜の教会での会話シーンが心に残るようになった。大尉と軍曹の死んだ部下に対する想い、ウェイドの母親語り、大尉と伍長の何気ない会話…やはり名作だなあと思います。

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