ウォルト・ディズニーの約束 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | ウォルト・ディズニーの約束 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray] |
発売日 | 2014-08-06 |
監督 | ジョン・リー・ハンコック |
出演 | トム・ハンクス |
販売元 | ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 |
JANコード | 4959241753304 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ |
購入者の感想
邦題に意味は殆どありません。
原題の『Saving Mr. Banks/バンクス氏の救済』にこそ意味があったと思います。(ただバンクス氏って誰?って日本人が思いそうだから、ディズニーって付けたかもしれないですが…)
他の方々のレビューでも挙げられていますが俳優、製作、脚本共に素晴らしい。
本当に『アナと雪の女王』に隠れてしまったのが悔やまれます。
パンプレットに「全てにNO!と言い続ける彼女にイライラするかもしれない」なんて書いてありましたが、私はむしろ好意的に見てしまいました。(あそこまでディズニーを邪険にしてる姿が何故か可愛くて)
そして個人的に「ミッキー・マウスの使い方」がとても良かったです。
役作りの為に彼女の肉声のテープを聞いていたエマ・トンプソンですら「物を投げつけてやりたかった」と言ってしまうほどの頑固で癇癪を起こしていたトラヴァース夫人を相手に、シャーマン兄弟をはじめディズニー製作陣の方々も大変だったと思います。
ディズニー好きなら歓喜して喜びそうな事も彼女は全て跳ね除けてしまう。
しかし彼女はそれほど『メリー・ポピンズ』を家族のように愛していて、尚且つオーストラリアの気候とよく似ているカルフォルニアで自分の父への愛情と自責の念とトラウマに嫌でも向き合わざる負えなかったトラヴァース夫人が一番辛かったんだと。
そんな彼女に対して諦めなかったウォルト、彼も父親に対してはトラウマがあり、ミッキーの前のキャラクターオズワルドの権利を奪われ、それからのミッキーの権利は守ろうとして苦労してきた。
まったく違うしかし少しだけ似ていた二人、この二人だから『メリー・ポピンズ』は生まれたのではないでしょうか
「メリー・ポピンズは子供達の為に来たのではない、バンクス氏を救いに来た」
この言葉を頭において映画館から帰ってきて「メリー・ポピンズ」を見ました。
私個人としては納得がいきました、この言葉の通りだと。
この映画の出来を見てトラヴァース夫人が本当の所どう思っていたのかはわかりませんが、少しでも彼女の「バンクス氏」が救われたと信じています。
原題の『Saving Mr. Banks/バンクス氏の救済』にこそ意味があったと思います。(ただバンクス氏って誰?って日本人が思いそうだから、ディズニーって付けたかもしれないですが…)
他の方々のレビューでも挙げられていますが俳優、製作、脚本共に素晴らしい。
本当に『アナと雪の女王』に隠れてしまったのが悔やまれます。
パンプレットに「全てにNO!と言い続ける彼女にイライラするかもしれない」なんて書いてありましたが、私はむしろ好意的に見てしまいました。(あそこまでディズニーを邪険にしてる姿が何故か可愛くて)
そして個人的に「ミッキー・マウスの使い方」がとても良かったです。
役作りの為に彼女の肉声のテープを聞いていたエマ・トンプソンですら「物を投げつけてやりたかった」と言ってしまうほどの頑固で癇癪を起こしていたトラヴァース夫人を相手に、シャーマン兄弟をはじめディズニー製作陣の方々も大変だったと思います。
ディズニー好きなら歓喜して喜びそうな事も彼女は全て跳ね除けてしまう。
しかし彼女はそれほど『メリー・ポピンズ』を家族のように愛していて、尚且つオーストラリアの気候とよく似ているカルフォルニアで自分の父への愛情と自責の念とトラウマに嫌でも向き合わざる負えなかったトラヴァース夫人が一番辛かったんだと。
そんな彼女に対して諦めなかったウォルト、彼も父親に対してはトラウマがあり、ミッキーの前のキャラクターオズワルドの権利を奪われ、それからのミッキーの権利は守ろうとして苦労してきた。
まったく違うしかし少しだけ似ていた二人、この二人だから『メリー・ポピンズ』は生まれたのではないでしょうか
「メリー・ポピンズは子供達の為に来たのではない、バンクス氏を救いに来た」
この言葉を頭において映画館から帰ってきて「メリー・ポピンズ」を見ました。
私個人としては納得がいきました、この言葉の通りだと。
この映画の出来を見てトラヴァース夫人が本当の所どう思っていたのかはわかりませんが、少しでも彼女の「バンクス氏」が救われたと信じています。
(以下、すこしネタバレをふくみます。ご注意ください)
妻が先に見て、とてもおもしろいと聞いて、映画館に見に行きました。
物語は人を癒す力があると思うのですが、
この映画を見ながら、嗚咽するように涙が止まらなくなりました。
物語は、映画メアリー・ポピンズを制作した時の、
ウォルト・ディズニーと作者トラヴァースのやり取りを中心に進みます。
と同時に、
トラヴァースの「過去」と、映画製作をしている「現在」の2つの時間で描かれます。
きっと見ていない人も、映画製作している「現在」の物語は、
映画づくりで生まれるさまざまな障害を描いているだろうと、
想像できると思います。
僕が上手だなと感じたのは、とくに過去の側の描き方と、現代との関連です。
幼いトラヴァースが経験してきたこと ー 家族、父への深い愛情 と 大好きな父を傷つけたかもしれない強い自責、罪悪感 ー がうまく描かれていて、切なさに涙が出ました。
父親はアルコール依存症になるのですが、もっといい父親として娘と接したかったのに、自分を留められない。そして、それは、
子供にとって見れば、大好きな人が自分から離れていくことになる。かっこよくなくても良い。ただ、昔のように笑顔を向けて欲しいだけなのに、その思いは届きません。
どれだけお互いに相手のことを思っていても、傷つけあってしまう。
そして傷つけあっているときでさえ、相手のことを大切に思ってやまない。
幼い頃のトラウマが、どんな風に大人になってからの人生に影響をあたえるのかを
とてもよく描いた作品でした。0
妻が先に見て、とてもおもしろいと聞いて、映画館に見に行きました。
物語は人を癒す力があると思うのですが、
この映画を見ながら、嗚咽するように涙が止まらなくなりました。
物語は、映画メアリー・ポピンズを制作した時の、
ウォルト・ディズニーと作者トラヴァースのやり取りを中心に進みます。
と同時に、
トラヴァースの「過去」と、映画製作をしている「現在」の2つの時間で描かれます。
きっと見ていない人も、映画製作している「現在」の物語は、
映画づくりで生まれるさまざまな障害を描いているだろうと、
想像できると思います。
僕が上手だなと感じたのは、とくに過去の側の描き方と、現代との関連です。
幼いトラヴァースが経験してきたこと ー 家族、父への深い愛情 と 大好きな父を傷つけたかもしれない強い自責、罪悪感 ー がうまく描かれていて、切なさに涙が出ました。
父親はアルコール依存症になるのですが、もっといい父親として娘と接したかったのに、自分を留められない。そして、それは、
子供にとって見れば、大好きな人が自分から離れていくことになる。かっこよくなくても良い。ただ、昔のように笑顔を向けて欲しいだけなのに、その思いは届きません。
どれだけお互いに相手のことを思っていても、傷つけあってしまう。
そして傷つけあっているときでさえ、相手のことを大切に思ってやまない。
幼い頃のトラウマが、どんな風に大人になってからの人生に影響をあたえるのかを
とてもよく描いた作品でした。0