霊長類 消えゆく森の番人 (岩波新書) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル霊長類 消えゆく森の番人 (岩波新書)
発売日販売日未定
製作者井田 徹治
販売元岩波書店
JANコード9784004316626
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » サル・人類学

購入者の感想

副題:消えゆく森の番人

ジャーナリストが現在の霊長類を世界各地に追い、絶滅しつつあるサル、保護をする団体・研究者の姿を綴っています。
以前、立花隆さんがサル学の現在という書を1991年に出していますが、その後はどうなんでしょう?
京大のゴリラ研究者の山極さんが総長に選出され、良い意味で霊長類研究が注目を集めていますね。多くのサル研究者が地道な研究を世界各地で少ない予算で行っています。
そういう私も過去に山極さんと一緒にアフリカを旅した経験を持っています。
そんな訳で、非常に興味深く読ませていただきました。

霊長類が消滅することは最終的には人類の絶滅に通じるのであろう。
森が亡くなれば霊長類も居なくなる、熱帯雨林等から大量な木材や鉱物を輸入する国がある。
日本も輸入国の一つである、それは霊長類の絶滅に手を貸していると言われてもしょうがない状況だろう。

備忘録メモ
霊長類の絶滅した森(狩猟で)は、森林の劣化も激しい(アマゾン)
現地の研究者を育てる重要性(山極 ポレポレ基金 フォッシー博士の悲劇から)
日本の動物園のゴリラはすべてニシゴリラ
2002年―2005年ゴリラ5500頭がエボラ感染で死亡と推定 コンゴ共和国
103種のマダガスカルのキツネザルのうち、93種が絶滅の恐れ
国際商取引が禁止されているスローロリスが日本国内のペットショップで多数売られている
霊長類の消費地 中国を筆頭とするアジア地域 ヨハネスブルクやカイロが中継地
熱帯雨林地帯をパームオイルプランテーション 先進国がそれを輸入
大型類人猿保全計画日本委員会(GRASP JAPAN)西田利貞さん逝去以後活動停止 2011

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

霊長類 消えゆく森の番人 (岩波新書)

アマゾンで購入する
岩波書店から発売された井田 徹治の霊長類 消えゆく森の番人 (岩波新書)(JAN:9784004316626)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.