日本のいちばん長い日 の感想

笠智衆さん演ずる鈴木貫太郎内閣総理大臣は、まさに生き写しですね。また三船敏郎さん演ずる阿南惟幾陸軍大臣は、本当に迫力がある。全ての閣議が終わり、阿南陸相が鈴木総理に、新聞紙に包んだ葉巻の箱を渡しながら、訣別の挨拶をするシーンは、涙無しには見られない。日本国民はすべからくこの映画を鑑賞するように…と言いたくなってしまいます。毎年8月15日が近づくと、このDVDを引っ張り出してきて、見ています。

軍部や各大臣、天皇の戦争終結までのそれぞれ思いがよく伝わる映画でした
音声が小さかったり、聞き取りにくいところもあるが、それも終戦間際の緊迫した様子が伝わってよかった

史実とエンターテインメント性を合わせて作り上げられた映画だと思います。
戦争当時の歴史的背景や、登場する人物像を知っているとより楽しめると思います。
個人的に気になってしまったのは、あまりにも当時、我慢我慢のつらくて悲惨な生活を送っていた人々の暮らしと、軍人や官僚たちののほほんとした生活ぶりの差に切なくなりました。電気も車もきれいな湯船もお酒もごはんも・・・
あと、松坂さんの早口がどうしても受け付けません。イヤホンを付けてもわかりづらい(-_-;)
他の方もおっしゃっていますが、字幕がほしいです。