駆込み女と駆出し男 の感想

幕末の足音が迫り、お隣の中国、清ではアヘン戦争が起こっている。
そんなご時世に縁切り寺、東慶寺では今日もワケありの女たちが駆け
込んできていた。

主人公（大泉洋）は、その手前にある御用宿で見習い医者として居候
することになったが、この作品はドタバタ喜劇ではなく、人情喜劇として
観た方がいいだろう。

東慶寺の仕組みや、逃げ込んだ女たちの、その後の日常生活などが
よくわかり、特に樹木希林の存在感は大きく、それと、神野三鈴が貴重な
性格俳優として印象に残った。