無伴奏 の感想

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タイトル無伴奏
発売日2016-12-02
監督矢崎仁司
出演成海璃子
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カテゴリAmazonビデオ » カテゴリー別 » エロス » 日本のエロス映画

購入者の感想

自分よりも数年先を生きる先輩たちの"なんとも不思議"
な時代1969(昭和44)-1970(昭和45)が舞台。

「制服廃止運動」は高校時代に個人的に経験した。
「学生服ならば良し」としてジーパンに学生服、時々
学生帽を被って登校したものだ。

しかし、この映画の後半は個人の最奥の秘密が暴かれ、
しまいには殺人があり、自殺がある。
「これが僕らの宿命」として説明されるのだが、、、

"なんとも不思議" な時代とは、その時代にたまたま居合
わせた宿命が、無秩序な形で姿を露わにしていることに
ある。
今にして思えば、時代の転換点で、敵も味方(旧世代
と若者世代)も何らかの「乗り越え」が求められていた
様に感じる。

生き証人の先輩たちはいつも主役で、後に続く我々後輩
は、虚無感(具体的には、無気力、無感動、無責任)の
蔓延する重苦しさに耐えることになる。
今となれば、恨み事ではなくて(実は未だこころの中で
混沌としたまま)、懐かしい思い出の中に納まっていて
くれている。

今の若い世代の人達に、映画の「当時の雰囲気」は果た
して上手く伝わっただろうか。
時代のヒーロー達も、中年老年となってみれば、悲しい
かな誰もカッコイイ姿はしていない。
この事実が理解できれば、もう十分かもしれない。涙

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