家族はつらいよ の感想

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参照データ

タイトル家族はつらいよ
発売日2016-07-20
監督山田洋次
出演橋爪功
JANコード登録されていません
カテゴリAmazonビデオ » カテゴリー別 » 日本映画 » コメディ

購入者の感想

前作『東京家族』を観てから続けて一気に鑑賞

殆ど同じ顔ぶれの出演でガラッとそれぞれのキャラや職業が変わっていて、なのに主人公の平田夫妻の設定や名前は同じで何か続きなのか全くの別物なのかが区別しにくいのはちょっとしっくりこなかったけど、それも橋爪さんの演技と今時珍しい大家族が集合してのコメディあり、シリアスな会話ありのドタバタ劇は、三谷幸喜の色も若干感じながら面白かったです。

それにしても『東京家族』が小津監督の『東京物語』のリメイクで小津監督のローアングルを忠実に再現してあるのと同じく、この『家族はつらいよ』の中にも随所に小津監督を意識したシーンがさりげなく現れていました。
事務所(?)の壁にしっかり貼られていた『東京物語』のポスターといい、終盤に主人公周造が『東京物語』の映画をテレビ画面で見ているシーンといい、いかに山田洋次監督が小津監督をかなりリスペクトしていたかが現れていると感じ取れました。

映画のテーマは…やはり日本人男性の苦手な”気持ちをちゃんと言葉で伝えることの大切さ”でしょうか?
言葉で伝えるといったら『舟を編む』でも同じようなテーマが描かれていたのを思い出します。

この時も口下手で言葉で好きと伝えられない男性が相手の女性(確か宮崎あおい)から「文章じゃなくてちゃんと言葉で伝えて!」と強い口調で言われているシーンがあったと思いました。

日本人の男性は(特に昔気質の人ほど)往々にして「言わなくてもわかる」「夫婦ならわかって当たり前だろ」と口にしないのが当然と思ってしまう人が多いですよね
いつもいつもキザな言葉ばかりイタリア人のように言われるのも段々言葉が軽く聞こえて言われる方も歯が浮いてしまうし、逆に疑ったりしてしまうけど、かと言って何十年も全く何も言わず、感謝の言葉さえも言われないでいると段々自分(この場合は妻)の存在はただの無償家政婦かと思えてくるのも分る気がします。

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