危機にこそぼくらは甦る 新書版 ぼくらの真実 (扶桑社新書) の感想

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タイトル危機にこそぼくらは甦る 新書版 ぼくらの真実 (扶桑社新書)
発売日2017-08-02
製作者青山 繁晴
販売元扶桑社
JANコード9784594077006
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

この本の重要なテーマの一つが皇室の存在についてのところだと思う。
日本が民主主義国家になったのは、アメリカに占領され、軍国主義から解放された戦後のこと。
学校で、そう教えられ、今でも同じ教育が行われている現実の中で、日本は、独自の民主主義が育ち発展させてきた歴史を持っていると著者は言う。
その最大の要因は皇室の存在。
日本の皇室と、諸外国の王家、皇帝との決定的な違いは、天皇が権力者の立場でなく、国民の安寧を祈る「祈りの存在」だったからという指摘は、現代の殆どの日本人が教えられてこなかった事実だろう。
2600年以上、一つ系譜で繋がった皇室の存在は、確かに世界に例がない。
それは、国民を統治し、権力を握り、時に国民を弾圧し、国民から恐れられる存在であることで権威を発揮してきた世界の皇帝、王家が、次々に滅亡し、新たな皇帝、王家が誕生して国民を支配することが通例になってきた世界の歴史を見れば、日本の皇室の特異性は、一目瞭然だと思う。

権力を発揮し、国民を統治したのは武士であり、しかし、如何に天下を握り権力の頂点に立っても天皇の存在だけは、決して棄損しなかった歴史的事実を、我々はどう理解すればいいのか。
その答えの重要な部分が、「祈りの存在」としての皇室は、国民に対峙するものではなく、国民の中にある存在であり続けたことが、今日まで連綿と続く皇室の系譜であると。
男系による系譜が、ただの一度も絶えることなく2600年以上の歴史を積み重ねてきた事実こそ、如何に国民から敬愛され、まさしく権威であり、しかし、権力とは遠い存在であったこと。
その重い事実を淡々と書き記す行間に、胸に来るものを感じるのである。

さて、しかし、最近、皇室の存在に重大な影響を及ぼす可能性のある出来事があった。

青山繁晴の参議院議員としての、そして、嘗ての事件記者としての本領発揮というところだろうか。
それは、「女性天皇」「女性宮家」の容認論というもの。

以前TVで拝見していたが、虎ノ門ニュースを見てから意識が変わった。初めて青山先生の本を読んだ。虎ノ門ニュースと同じ、熱く、分かりやすく、グッと距離を縮める語り口。漠然とした事が急に目の前に現れて現実を見せてくれる。今の平和のあり方について。どうしたらいいか、一人一人に語り掛ける。欧米式リベラルが日本では左翼系になる。それでいいのか。9条教の人は9条があるから平和だというけど、在米軍のおかげであり、中国が経済発展を成し得て軍にお金をつぎ込んでくる今までの間の束の間の平和だ。主権を侵させないという、意思。戦後70数年、閉ざされてきた闇の扉を解き放ち、現実的に解決していくことが大切だなと痛感した。青山先生のようにお金にクリーンな保守政治家が沢山いれば、確実に変わるだろうなと思う。全ては志だ。

今、日本は戦後最大の危機に瀕していると思います。
外からの危機はもちろんですが、内からの危機も見逃すことはできません。

外からの危機
現在世界で最も危険な地域が日本が位置する北東アジアです。
ロシア・チャイナという核保有国、日本人を拉致し核&ミサイルを開発している北朝鮮、反日が国是となっている韓国です。
そのなかでロシアを除いては危機が既に現実になっています。
・チャイナは現在進行形で日本にハード面・ソフト面で既に侵攻している(尖閣・沖縄など)
・北朝鮮は核&ミサイル技術を着々と高めながら、いつ暴発してもおかしくない
・韓国は歴史を捏造し(慰安婦、徴用工)、これまでも、これからも被害者ビジネスを展開していく
しかし、現行憲法第9条下では、「遺憾」「抗議」しかできません。

内からの危機
国外がこのような国に取り囲まれているにも関わらず、
国内ではこれらの危機に向き合うよりも、これらの危機に晒そうとしているとしか思えない実態があります。
倒閣にしか興味のない反日左翼野党、
これらを援護する、ダブルスタンダード・論点のすり替え・暴力的な紐付き団体、
そして国民の知る権利を奪い、捏造を報道の自由、隠ぺいを報道しない自由といってはばからない
既得権益・岩盤規制で守られたマスメディア=反日プロパガンダ機関が、日本と日本人を危機に晒しています。
残念なことに、
・日本には国益を真剣に考えるリベラル政党が存在しません(リベラリズム=自由主義)。
・日本には日本人の生命や人権を真剣に守ろうとするリベラル団体が見当たりません。
・日本には事実を正しく伝えるマスメディアが見当たりません。

また、与党・官僚の中にも自己の利権しか頭にない人や、
憲法違反と疑われるような判決を平気で出す裁判官*など、
まるで、外からの危機に呼応して日本を破壊しようとしているのではないか、と思わざるを得ない状況です。

*注
朝鮮学校無償化についての大阪地裁判決(2017/7/28)

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