中国がいつまでたっても崩壊しない7つの理由 の感想
参照データ
タイトル | 中国がいつまでたっても崩壊しない7つの理由 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 富坂 聰 |
販売元 | ビジネス社 |
JANコード | 9784828419558 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 社会・政治 » 外交・国際関係 |
購入者の感想
肝心の不動産バブル、地方政府の債務問題、銀行の不良債権等の問題が深刻化した時に
どのようなことが起こるのかという分析が全くなされていない。
どのようなことが起こるのかという分析が全くなされていない。
中国ウォッチャーの一人、富坂聰さんの最新刊を早速読んでみました。
その読後感はとにかく超冷静、かつ超現実的というもの。
とりわけ世にあふれる「中国崩壊論」や、
あるいは「太子党vs団派vs上海閥」という図式の誤りを、
しっかりと論理的に解説しているところが目からウロコでした。
もう何年も「中国は崩壊する」「共産党は分裂する」などという話を目にしてきましたが、
実は2012年こそがその危険度のピークだったというのも非常に興味深いところ。
もちろん、習近平への大衆の支持を細かく描写する一方、
苦悩する国営大企業の幹部や党中央の様子などもしっかりと説明されており、
単なる「右」とか「左」とかを超えて「ど真ん中」を行く中国論だと思います。
とにかく中国が好きとか嫌い以前に、隣りにいるんだからどうしようもない、というところをスタート地点とし
今知っておくべきその姿と内情をじっくりと味わえました。
毎度のおなじみの嫌中論にクエスチョンマークを感じだした人、いやもう飽きたよという人、
そして中国に興味がある人すべてにオススメの1冊と言えるでしょう。
その読後感はとにかく超冷静、かつ超現実的というもの。
とりわけ世にあふれる「中国崩壊論」や、
あるいは「太子党vs団派vs上海閥」という図式の誤りを、
しっかりと論理的に解説しているところが目からウロコでした。
もう何年も「中国は崩壊する」「共産党は分裂する」などという話を目にしてきましたが、
実は2012年こそがその危険度のピークだったというのも非常に興味深いところ。
もちろん、習近平への大衆の支持を細かく描写する一方、
苦悩する国営大企業の幹部や党中央の様子などもしっかりと説明されており、
単なる「右」とか「左」とかを超えて「ど真ん中」を行く中国論だと思います。
とにかく中国が好きとか嫌い以前に、隣りにいるんだからどうしようもない、というところをスタート地点とし
今知っておくべきその姿と内情をじっくりと味わえました。
毎度のおなじみの嫌中論にクエスチョンマークを感じだした人、いやもう飽きたよという人、
そして中国に興味がある人すべてにオススメの1冊と言えるでしょう。