日本の死活問題 国際法・国連・軍隊の真実 の感想
参照データ
タイトル | 日本の死活問題 国際法・国連・軍隊の真実 |
発売日 | 2017-06-09 |
製作者 | 色摩 力夫 |
販売元 | グッドブックス |
JANコード | 9784907461126 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 社会・政治 » 外交・国際関係 |
購入者の感想
色摩力夫先生の渾身の一冊でしょう。特に日本のマスコミや文化・知識人と称する人々、そして国会議員先生や憲法学教授先生の国際公法~特に戦時国際法への無教養ぶり、国際連合への無知に痛烈な警告をされている点は素晴らしいです。私は高校生以上の方に本書をお勧めしたい。少なくとも歴史教科書に書かれていることが真実ではないという事に気がつかれるはずです。日本の新聞社やテレビ局はなんで安保法制や集団的自衛権が問題になった時に色摩先生に解説やコメントをお願いしなかったのか?私にははなはだ疑問です。先生には1993年に小室直樹先生との共著「国民のための戦争と平和の法」があり、そこで国連憲章は戦争を否定していないと断言され、国連幻想を過剰に抱き続ける日本のマスコミや政治家に警鐘を鳴らされておられましたが、この本では戦時国際法の観点から現在の日本の抱える国連と国防、国際法、現行憲法の問題を47の項目に整理してわかりやすく説明してくれています。
第一章「戦時国際法と日本の敗戦」では戦争の終わり方をしっかりと教えてくれます。軍隊レベルでの休戦協定と調印が第一段階。国家レベルの平和条約・講和条約の調印と批准が第二段階。そしてドイツと日本の大きな違いは敗戦時も政府が健在で国家としての降伏
手続きができたことにあるとの指摘(ドイツは政府がないので降伏手続きができなかった)、無条件降伏によってGHQによる直接統治をまぬかれた点の指摘、さらに平和回復後も歴史認識問題を振りかざす中国と韓国の行為は国際法違反になる旨の指摘~それゆえ河野談話はバカの極みと言い切っている点はさすがです。
第一章「戦時国際法と日本の敗戦」では戦争の終わり方をしっかりと教えてくれます。軍隊レベルでの休戦協定と調印が第一段階。国家レベルの平和条約・講和条約の調印と批准が第二段階。そしてドイツと日本の大きな違いは敗戦時も政府が健在で国家としての降伏
手続きができたことにあるとの指摘(ドイツは政府がないので降伏手続きができなかった)、無条件降伏によってGHQによる直接統治をまぬかれた点の指摘、さらに平和回復後も歴史認識問題を振りかざす中国と韓国の行為は国際法違反になる旨の指摘~それゆえ河野談話はバカの極みと言い切っている点はさすがです。