ダウン・ザ・ライン　錦織 圭 の感想

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テニスフリーク、かつ読書好きの私は、アガシ、ナダル、ジョコビッチと、自伝はすべて読んできた。
よって、日本の誇るスーパースター錦織選手の「ダウン・ザ・ライン」も即購入。
著者は、こうなる前から錦織版だった朝日新聞の記者だけあって、いままで知らなかった錦織選手の本音、エピソード、裏話が随所に出てくる。それにさすが新聞記者だけあって、文章が読みやすい。記事とは違い、エンターテイメント性にも溢れており、ぐいぐい引き込まれる。
抑えている箇所と、盛り上がり箇所、緩急の書き分けも絶妙。写真と文章の分量もちょうど良く、読み応えもじゅうぶん。

本書を読むと、錦織選手がいかに素直で、才能豊かで、そして真面目であることがわかる。（どうやらとてもシャイらしいことも…♪）
さらに本書がすごいのは、両親のエピソード。著者は相当、錦織選手の両親と信頼関係があるのだろう。（貴重な親子３ショットも収められている）
両親が錦織選手をいかに才能を伸ばし、一流の選手、そして人間に育てたか、よーくわかる。
子どもを持つ親は、錦織選手の本、としてだけでなく、親がどうしたらい子どもの才能を伸ばしてあげれるかの教示が詰まっている。子どもを信じ、見守っている姿に、ちょっと感動…してしまった。
先週までやってカナダの大会でも「ダウン・ザ・ライン」のナイスショットを打ちまくっていた錦織選手。
全米もその調子で「ダウン・ザ・ライン」を決めてくれ〜！！応援しているぞ〜！！