ヒックとドラゴン (吹替版) の感想

公開当時、先に見ていた実姉の強い勧めと半強制的に映画館に同伴させられて見ました。

ドリームワークス作品で過去に見ていたのは「シュレック」や「アンツ」のようなリアルな描写で
シュールなギャグ系ばかりだったので(別に嫌いではありません)この作品のようなジャンルは
ピクサー程慣れていないのではと、勝手な先入観を抱きながら観賞しました。

見終わった私の感想は、ひたすらに清々しい気持ちにさせてくれる作品であり今まで見てきた
3DCGアニメでも五指に入る良質な物だという思いでした。

内容を詳しく記載するのはあえて控えさせて頂く代わりに、私が特に気に入ったシーンを2つ程紹介させていただきます。

1 ・ヒック(主人公)が地面に枝で絵を書いているのをトゥース(ドラゴン)が見て真似て、額に手を触れるのを許すまでの一連
対立している種族同士が、徐々に親睦を深めていくきっかけとなる重要な所です。音楽もマッチしていて印象的なシーンでした。

2 ・ラストの衝撃的な代償
ある死闘の結果、ヒックは代償を払ってしまうのですが、それが帰ってトゥースとの友情がより固い絆になるのです。
しかしこの系統のジャンルであのような結果にするとは個人的に驚きでした。

上記以外にいくらでも名シーンはあるのですが、大部分がネタバレになってしまうので、是非その目で見ていただきたいです。

特典にはボーン・クラッシャーなる骨型ドラゴン(骨を着込んでる?)とゲップというバイキング(あと主人公もろもろ)が
中心となるショートストーリー作品があります。時系列的には本編後で、登場するドラゴンの造形が非常にカッコ良いです。

以上、タイトル通り血の演出も無く、お子さんや、まだ見ていない人にプレゼントするには非常に適した作品ではないかと思います。

ちなみに、この原作を見たのですが、そっちはそっちで衝撃を受けました。(あの内容で何でコレが出来るん・・・・・・?)
面白くない訳ではありませんが、あまりおススメはしません(笑)