地図の物語 人類は地図で何を伝えようとしてきたのか の感想
参照データ
タイトル | 地図の物語 人類は地図で何を伝えようとしてきたのか |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アン・ルーニー |
販売元 | 日経ナショナルジオグラフィック社 |
JANコード | 9784863133587 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
ナショナルジオグラフィックならではのキレイな写真・図版で、陳腐な表現だが、見ているだけで楽しい。
カバー・袖に記されている言葉を引用してみる。《 マンモスの牙に描かれた2万5000年前の地図は、製作者の住む範囲を表したものだった。人間の行動範囲が広がるにつれ、地図に描かれる世界も広がっていく。各地で作られた地図からは、当時の人々が世界をどのように見ていたのかが読みとれる。縮尺を厳密に測るようになり、世界地図に発展し、現在では衛星から私たちの住む世界を捉えるまでになった。// 地図には、現実世界を写した地図だけでなく、神話の世界を描いた地図、神話と現実が重なる地図などさまざまなものがある。紙にインクで描くのみならず、貝殻や植物で作られた地図もある。何を用いて、どのように表現するかは、その地域の世界観を鮮やかに示している。// 地図がどのように変遷し、どのように世界を写し出し、また何を目的にしてきたのかを140余点の豊富な図版で読みとく 》。
最初の図版は、現存する最古の地図『マンモスの牙に描かれたパブロフ図』、最後は米航空宇宙局(NASA)による衛星画像。地図ともただの模様ともわからないところから始まり、地図とも模様ともわからないところで終わっている。その間(古来)、自分たちの住む世界を表現するために、距離、方位、縮尺といった考えを模様の中に取り込みながら、いわゆる「地図」なるものを発展させてきたわけだが、「地図」とはコノヨウナモノという現在の思い込みに至るまでを振り返る本といえるし、また、「地図」とはイカナルモノかを考えさせられる本である。
カバー・袖に記されている言葉を引用してみる。《 マンモスの牙に描かれた2万5000年前の地図は、製作者の住む範囲を表したものだった。人間の行動範囲が広がるにつれ、地図に描かれる世界も広がっていく。各地で作られた地図からは、当時の人々が世界をどのように見ていたのかが読みとれる。縮尺を厳密に測るようになり、世界地図に発展し、現在では衛星から私たちの住む世界を捉えるまでになった。// 地図には、現実世界を写した地図だけでなく、神話の世界を描いた地図、神話と現実が重なる地図などさまざまなものがある。紙にインクで描くのみならず、貝殻や植物で作られた地図もある。何を用いて、どのように表現するかは、その地域の世界観を鮮やかに示している。// 地図がどのように変遷し、どのように世界を写し出し、また何を目的にしてきたのかを140余点の豊富な図版で読みとく 》。
最初の図版は、現存する最古の地図『マンモスの牙に描かれたパブロフ図』、最後は米航空宇宙局(NASA)による衛星画像。地図ともただの模様ともわからないところから始まり、地図とも模様ともわからないところで終わっている。その間(古来)、自分たちの住む世界を表現するために、距離、方位、縮尺といった考えを模様の中に取り込みながら、いわゆる「地図」なるものを発展させてきたわけだが、「地図」とはコノヨウナモノという現在の思い込みに至るまでを振り返る本といえるし、また、「地図」とはイカナルモノかを考えさせられる本である。