残念な警察官 内部の視点で読み解く組織の失敗学 (光文社新書) の感想

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タイトル残念な警察官 内部の視点で読み解く組織の失敗学 (光文社新書)
発売日2016-03-17
製作者古野 まほろ
販売元光文社
JANコード9784334039103
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

著者は立場上、書けることと書けないことがあるのと、バランスをとるのに苦心されるゆえ、難解になったと感じた。何回も読めば、段々と理解できると思いました。

組織の失敗学と銘打っているが、まずは自分の書いたこの失敗著作を振り返ることを著者にはお勧めする。
定価で買う価値無。ブックオフで100円だったらどうぞというレベル。

1.問題となった事例を2000年前後の酷い警察不祥事(桶川ストーカー、神奈川県警不祥事、新潟雪見酒)に限定しており、
  それ以降15年以上絶えることなく発生してきた不祥事の考察を残念なことに記述省略している。
  2015年秋に発覚した埼玉県警浦和警察署中野翔太によるとんでもない強盗殺人や
  大阪府警の水内に関しては、意図的に記述を避けたとしか思えない。
2.上記の不祥事を受けて、警察改革が徹底された(キリツ)との残念な記述が随所に記されている
3.警察不祥事だけが警察不信の原因と信じ込む残念な思考(自白強要による冤罪でっち上げ、証拠隠滅、裏金が原因でないとでも?)
  2009年12月発覚の原田信介さん痴漢冤罪でっち上げ自殺事件を思いださずに入られない
4.警察側が嫌がる取調可視化/証拠全面開示/人質司法の解消は一言も無
5.議会や裁判に提出された警察資料は信じられると本当にこいつ大丈夫かと思う残念な感覚
  個別事例には答えない/適正に捜査しているの2つだけ覚えておけばよいという法務大臣の証言と
  東電OL事件や上記原田信介さん事件、足利事件で散々証拠隠滅改竄を仕出かしたのを
  忘れた残念な東大法学部卒元キャリア警察官僚の著者
他のレビュアーも書かれていたが、本当に残念なのは
大所高所から警察研究しているつもりの著者であろう。
まあ、そのことに気付けないからこんな駄本を書いてキリツとしているのだろう(あとがきにそれが表れている)
<おまけ>
寺澤有氏の「本当に悪いのは警察」及び類似図書を熟読後に時間があったらどうぞ。
警察官出身者としては、北海道警察方面法部長を務めた原田宏二氏の「警察捜査の正体」がおすすめ
何れもアマゾンで私は買いました。

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