ショカコーラ ショカコーラ ビター 100g の感想

1935年からドイツで製造され翌年の夏季オリンピックにも導入された経歴を持つ由緒正しいチョコレートです。小さく美味しい、カロリーも高いとその後各国でチョコレートは兵士用の糧食に採用されていきましたが、中でもこのショカコーラ（Schokoladeチョコレート+Kafeeコーヒー+Kolaコーラの合成語）はカフェインが特に多いため（1缶200mgなのでレッドブル80mgの2.5本分！）眠気覚ましと集中力を高める効能に優れていました。目の覚めるような朝日を大胆に使ったデザインはその心意気を表したものでしょうね。

余談ですがコーラはコーラの実をすり潰して使っている為で、これが同製品のほろ苦さの秘密でしょう。現在飲料のコーラでは律儀にコーラの実などは使わずシナモン、バニラにオレンジやレモン等の油脂で代用しているのがほとんど（使用しているのはイタリアのガルバニーナくらい）なので、当時の製法を守り続ける珍しい品ともいえるでしょう。逆に言えば当時の製法が80年後も通用するわけですから、そのあたりはさすがドイツ人ですね。

味はビターチョコよりさらに少しビター。全体的に味が濃くコーヒーの風味が入る感じでしょうか？甘党の私でも好きな味なので、ビター好きの方ならきっと気に入るでしょう。もっとも味が濃いのは戦地で長く味わうためでしょうし、量を食べる前提ではないはずですからまとめて食べるとおそらくカフェイン酔いするので少しずつ食べましょう。