世界の黒い霧 ジョン・コールマン博士の21世紀陰謀史 の感想

ソ連やユーゴスラビアの分裂はCIA主導で起きたという。　ウクライナ騒動もCIA主導であるという。　一介のKGBの諜報員プーチンが首相や大統領に一挙に駆け上った理由が不明という。　強力な後ろ盾がいたことは間違いない。　ウィキリークスのアサンジやパナマ文書の漏出もCIA主導という。　スノーデンのロシア亡命もCIAが関与しているのか。　CIAにも3つのグループがありしのぎを削っているという。　ソロスはハンガリーでユダヤ人でありながらナチスの協力者であった。　米国移住後ロシュチャイルドの莫大な資金力で株や債券、通貨の空売りを仕掛けて巨万の富を築いた。　ISは欧米が作ったものという。　パリやベルギーのテロもIS主導であったという。　イスラム教徒に罪を着せようとしているが彼らは無罪である。　著者は元MI6諜報員で英国の戦慄すべき諜報活動の裏面を知ってMI6から離脱している。　その後米国１％から暗殺未遂を受けている。　彼の論点はフルフォード氏とほぼ同様である。　米国は言論の自由がないのであろうか。　米国のCFRやCIAは英国のAIIBやMI6の指揮下にあるという。　米国はいまだに英国から独立していないのである。　英米は英仏によって敷かれた中東の国境を塗り替えようとしている。　シリア反政府軍は乱立しているが資金の提供者はCIAであるという。　シリアのアサド政権を崩壊させサウジ、カタールの石油ガスパイプラインをヨーロッパに通してロシアからウクライナ経由のパイプラインを閉鎖しようとしているのだという。　そのためのウクライナ争奪戦が行われているという。　石油価格の下落もロシアを弱体化させるために政治的に仕組まれたものである。　複雑怪奇かつ壮絶な資源外交である。　日本人の単純な思考回路ではアングロサクソンの邪悪で複雑な思考回路は理解できない。　中央アジアの石油を支配するものが世界を支配するのである。