マジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術~ の感想

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参照データ

タイトルマジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術~
発売日販売日未定
製作者前田 安正
販売元大和書房
JANコード9784479795865
カテゴリ人文・思想 » 言語学 » 日本語・国語学 » 日本語研究

購入者の感想

 『この本の前半は退屈だが、後半は教えられることが多いので、皆さんにもお勧めします』。

・・・とするよりも、『前半は退屈だった。しかし、後半では多いに教えられた。皆さんにもお勧めします』とした方がよいようです。

 「一つの文は一つの要素で書く。要素が増えたら、文をわける」(p.142)とあります。たしかにそうですね。上の例からもわかります。

 前半は、「は」と「が」の違いとか、主語と述語の対応とか、わかりきっていることが続きましたが(もっとも、口はこれらを習得していても、文で説明することは難しいですね)、後半は、このような、なるほどと思う指摘が続出します。

 「書き出しに前提はいらない。書きたいと思う部分から書き出せ」(p.148)。

 『わたしを乗せた列車はトンネルへと入っていった』といった前置きなしに、『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』と書き出すのでしょう。

 「人間は『状況』に応じた『行動』をとり、それによって『変化』する」(p.154)。

 「わたしは悲しい」、これは状況です。「なぜなら、こういうことがあったからです」あるいは「だから、何日間も人に会いません」、これが行動です。「ますます悲しくなりました」、これが変化です。これだけでも、「わたしは悲しい」というワンセンテンスが三倍くらいに膨らみそうですね。

 「箇条書きのようにシンプルに書く。自問しながら書く。そうすると文がつながって一つの文章になる」(p.160)。

 『わたしはいまとても怒っている』(なあぜ?)『大臣が嘘ばっかりつくからだ』(じゃあどうする)『テレビを消す』(それだと、世間のことがわからないよ)『新聞を読む』

 「素材勝負、味付けは控えめに」(p.162)。

 でもさあ、良い素材ってそんなにあるものでしょうか。素材を味付けするための、素材に苦労するってこともありますよね、同業者の皆さま?

 「5W1Hで一番大切なのが『Why』

「マジ、 文章かけないんです」って、その通りなので買いました。
構成がよく、だんだん理解が深かる。適度な休憩があって、ホっとできる。いま、ならったとおり書いているのだが、なんとなく感性がよくなっている気分になる。イラストのせいか?

自分の欠点もわかった。私の場合は、自分が理解していることは、相手につたえずとばして結末をかいていた。
目からうろこが、ボロボロこぼれた本でした。

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