観相師 ―かんそうし― (字幕版) の感想

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参照データ

タイトル観相師 ―かんそうし― (字幕版)
発売日2014-12-17
監督ハン・ジェリム
出演ソン・ガンホ
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カテゴリAmazonビデオ » カテゴリー別 » 外国映画 » ミステリー・サスペンス

購入者の感想

 “観相師”とは、あまり耳慣れない言葉だったが、要するに、“人相見” 。
 人相を観て、将来をよく当てると評判の男が、朝鮮王制における人事登用アドヴァイザーとして採用され、一人息子ともども政変に巻き込まれてゆく物語。

 幕開けは重いが、芸妓屋がお伴を連れ、田舎暮らしの観相師を訪ねる場面から、急に軽くなる。
 ソン・ガンホの好演もあり、「こりゃ、喜劇か」と思って観ていると、段々シリアスに。
 そうだよ、ジャケットで気づくべきだった。
 歴史モノ、NHK大河ドラマの韓国史劇縮約版というふうに思ってくださいまし。

 脚本が、結構優れていて、惹き込まれる。

 “トラ”、“オオカミ”をはじめとする、役者陣も、顔、雰囲気が実にいい。
 皆、それぞれ、適者適存、「こういう下級役人は、おそらく、こういう風貌、物言いだよな」と、納得させてしまうキャスティングが素晴らしい。
 悪役の中には、判り易過ぎて、ちょっと興醒めするところもあるが、芸妓屋女主人の善人なのか悪人なのかちょっと判断つかないような曖昧さ、少年王に扮する子役が迷う場面なんか、決して悪くはないんじゃないだろうか。
 『観相師―かんそうし―』というタイトルだけあり、スゲー気を遣っているワ。

 中盤以降、乗せようとしている、あざとさが匂う展開の脚本に反発しつつ、ついつい目が離せなくなってしまう。
 政変がどうのこうのは別として、物語における、負荷を背負った父と息子の成り行きは、「これで、いいのかなあ、でも、こういう終わり方しかないんだろうなあ」という結末も、実に、微妙。

 ソン・ガンホ、この作品では、顔、メイクが、我が国の俳優、千秋実に少し似て来ていない?

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