世界の歴史 22 近代ヨーロッパの情熱と苦悩 (中公文庫 S22-22) の感想
参照データ
タイトル | 世界の歴史 22 近代ヨーロッパの情熱と苦悩 (中公文庫 S22-22) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 谷川 稔 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784122051294 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般 |
購入者の感想
フランス革命期後の19世紀ヨーロッパ近代史を、フランスとドイツ、イタリア、ロシア、
イギリスの四つの視点から詳細に解説。各々独立して四部に分かれておりどこからでも読める。
現在のヨーロッパ主要国が周辺国とどう関わって近代国家を成立させていったのかを知る上で
重要な時期である19世紀。各地で起こる産業革命の大波を背景に、新たな社会構造の出現と
それに伴う政治思想変革。外交では世界に広がる植民地に対して帝国主義政策が着実に定着し始める。
イギリスが端緒となった産業革命の成行きは読んでいてその情熱と苦悩を感じることが出来る。
ロシアについては自由主義の嵐が吹き荒れる西欧に追随する国造りをすべきなのか、
それとも独自のスラブ民族世界を形成していくべきなのか模索する革命前夜までを描く。
教養として必要なヨーロッパ史を勉強したい人にはよき入門書だと思う。
イギリスの四つの視点から詳細に解説。各々独立して四部に分かれておりどこからでも読める。
現在のヨーロッパ主要国が周辺国とどう関わって近代国家を成立させていったのかを知る上で
重要な時期である19世紀。各地で起こる産業革命の大波を背景に、新たな社会構造の出現と
それに伴う政治思想変革。外交では世界に広がる植民地に対して帝国主義政策が着実に定着し始める。
イギリスが端緒となった産業革命の成行きは読んでいてその情熱と苦悩を感じることが出来る。
ロシアについては自由主義の嵐が吹き荒れる西欧に追随する国造りをすべきなのか、
それとも独自のスラブ民族世界を形成していくべきなのか模索する革命前夜までを描く。
教養として必要なヨーロッパ史を勉強したい人にはよき入門書だと思う。