Space Race 宇宙へ ~冷戦と二人の天才~ [DVD] の感想

スターウォーズやスタートレックを観て、宇宙に憧れた方も多いでしょう。
私は上記2作品も好きですが、本作のようなTVドラマや史実を描いた映画で宇宙に憧れました。
＜Space Race オススメ作品＞に記載した全ての作品を観ると、米ソ宇宙開発競争がどんなものだったのか、それを知ることができます。
国威とロケット技術（転じて軍事技術でもある）の優位性を目的とした米ソの宇宙開発競争が、副産物としてどれだけ地球人に夢や希望を与えたのか、今となっては記録映像や伝聞からしか計り知ることができません。
しかし、当時を生きた人々はこの話をするとき、目を輝かせ、また哀しげにこうも言うのです。

「あの頃は、世界中の人が夢をみていたよ。だけど、ケネディが撃たれたときは世界中が悲しんでいた」と。

※一口メモ：そもそも、宇宙開発競争 (Space Race) は公式用語ではなく、軍備拡張競争 (Arms race) から類推して生まれた言葉。

＜Space Race オススメ作品＞
☆Space Race 宇宙へ ‾冷戦と二人の天才‾（第二次世界大戦末期から1969年にかけての米ソ宇宙開発競争の内情）

☆FROM THE EARTH TO THE MOON （1961年から1972年にかけてのNASAアポロ宇宙船計画）

☆宇宙へ。挑戦者たちの栄光と挫折（BBC製作。NASAのアーカイブに眠る門外不出のフィルムで構成されている為、ソ連側の映像はない。動物実験から現代まで）

☆ザ・ムーン（アメリカ合衆国が宇宙計画でソビエト連邦に遅れを取っていた1960年代。ケネディ大統領の号令のもと、アポロ計画が発動。1972年までに9機のロケットが月へと飛び立ち、12人が月面を歩いた。アポロ計画に参加した宇宙飛行士たちが当時を振り返る）

☆アポロ13（アポロ13号の爆発事故。絶望的な状況の中、NASAと乗組員による決死の救出作戦）

☆ライトスタッフ（NASAのマーキュリー計画。ライトスタッフ（己にしかない正しい資質）を信じて孤独な挑戦を続ける男たちと家族の物語）