Scary Monsters & Nice Sprites の感想
参照データ
タイトル | Scary Monsters & Nice Sprites |
発売日 | 2011-07-11 |
アーティスト | Skrillex |
販売元 | Big Beat / Wea |
JANコード | 0075678827174 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » ダンス・エレクトロニカ » エレクトロニカ |
購入者の感想
2011年に彗星のごとく現れたダブステップ・ポストダブステップアルバムの本作とJames Blake。
いずれも1988年生まれ、23歳のアーティストが作したという偶然の一致は面白い。
いずれも物心がついたときからDTM、デジタルDJ環境が揃っていたであろうデジタル
ネイティブ世代ならではの高い技巧性と、ダブステップという言語を用いて、親の世代から
影響を受けたであろう音楽の再構築を果たしているからだ。
しかし両者のベクトルは正反対である。
ソウルミュージックをベースに、音の密度を低くする事で、空白と印象的な音の対比をも
ビートとして活用した、引き算の美学のJames Blakeに対し、このSkrillexは、90年代の
ハウス・エレクトロをベースに、過剰すぎるほどのサンプリング音の配置、多用される
リバーブ やヴォコーダーなどのエフェクトで、これでもか、というほどの濃密な音空間を
展開し息つく暇も与えない。
”Scary Monsters & Nice Sprites”,"Kill Everybody"等、タイトルにも彼らしさが滲み出る。
さながら”ぼくのかんがえたさいきょうのおんがく”とでも言うべき、サービス精神溢れる
ややもすれば厨二的な感覚がこのアルバムの真骨頂と言える。
2011年を通じて2作を聴いてみると、James Blakeの芸術性の高さは感じながらも、印象に
残っているのは、実はこちらの作品のフレーズだったりする。刺激の多い音楽を探している方には
ぜひおすすめしたい。
いずれも1988年生まれ、23歳のアーティストが作したという偶然の一致は面白い。
いずれも物心がついたときからDTM、デジタルDJ環境が揃っていたであろうデジタル
ネイティブ世代ならではの高い技巧性と、ダブステップという言語を用いて、親の世代から
影響を受けたであろう音楽の再構築を果たしているからだ。
しかし両者のベクトルは正反対である。
ソウルミュージックをベースに、音の密度を低くする事で、空白と印象的な音の対比をも
ビートとして活用した、引き算の美学のJames Blakeに対し、このSkrillexは、90年代の
ハウス・エレクトロをベースに、過剰すぎるほどのサンプリング音の配置、多用される
リバーブ やヴォコーダーなどのエフェクトで、これでもか、というほどの濃密な音空間を
展開し息つく暇も与えない。
”Scary Monsters & Nice Sprites”,"Kill Everybody"等、タイトルにも彼らしさが滲み出る。
さながら”ぼくのかんがえたさいきょうのおんがく”とでも言うべき、サービス精神溢れる
ややもすれば厨二的な感覚がこのアルバムの真骨頂と言える。
2011年を通じて2作を聴いてみると、James Blakeの芸術性の高さは感じながらも、印象に
残っているのは、実はこちらの作品のフレーズだったりする。刺激の多い音楽を探している方には
ぜひおすすめしたい。