潔く柔く きよくやわく の感想

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タイトル潔く柔く きよくやわく
発売日2014-08-21
監督新城毅彦
出演長澤まさみ
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カテゴリAmazonビデオ » カテゴリー別 » 日本映画 » ドラマ

購入者の感想

前半は青春真っ只中で、四人の男女仲良し高校生の話は楽しかったのだが、あの痛ましい事故を境にストーリーは一気に厳しい現実に戻されます。
主人公のカンナ(長澤まさみ)はハルタ(高良健吾)の事故死の直前に自分宛に送られてきたメールを見て、その責任は自分にあると思い込み、その「罪悪感」から事故直後から現在に至るまでずっと悩まされ続けてきた。
確かに、親友からのそんなメールが残されていたら、多くの人は精神的に落ち込むに違いないが、果たして八年もの間ずっと引きずるだろうか?

それと、偶然酒場で出会った赤沢禄(岡田将生)も、小さな頃に女の子を死なせてしまったという過去を引きずっていた、という二人の設定の「同病相憐れむ」的な部分に少し違和感を覚えました。
そして、二人の間にライバルたり得ない女流マンガの先生が横槍を入れてきたり、二人が車で若き日、幼き日に暮らした場所を訪ね、懐かしい思い出をなぞり、過去を見つめ直す姿に、その気持ちはよくわかるのだが、作品的には何かとても遠回りしているような気がして(急がば回れという言葉もあるのですが)、後半はこの作品のテーマとは少し方向性が違うのではと感じました。

最終的に、ハッピーエンドで終わるのですが、二人の心は本当に通じ合っていたのか?そうならば何がきっかけでそうなったのかが少しぼやけていたのではないかという感想を持ちました。

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