クズと金貨のクオリディア (ダッシュエックス文庫) の感想

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参照データ

タイトルクズと金貨のクオリディア (ダッシュエックス文庫)
発売日2015-01-23
製作者さがら総
販売元集英社
JANコード9784086310246
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

本書の批判も多く書かれていますが私は面白いと思いました。渡先生の書くパートは八幡を彷彿と箇所が多々ありけっこう笑えました。一方さがら先生の書くパートには驚きがありました。私はさがら先生の「変猫」を読了してからこの作品を読んだのですが同じ作者が書いたとは思えない感じがしました。勿論面白く意外性があったという意味で…

「デアラ」もずっと読んできているので、橘先生、渡先生、さがら先生の合作で始まる「プロジェクトクオリディア」にとても期待しています!!!

ガガガ文庫の大看板とMF文庫の異才が合作小説、それも新レーベルのダッシュエックスで?ラノベ読みの端くれとしては聞き逃せない話であるし、
そもそも合作小説と言うのがよく分からん。漫画ならネーム担当・作画担当と役割分担できるけど小説でどうやって?一冊に一作ずつ別の話を
書いたりするの?色々と疑問を抱えながら拝読

物語は主人公の久佐丘晴磨が保健室で姉で養護教諭の雨音から愚痴もどきの説教を受けている場面から始まる。「みにくいアヒルの子」の
レポートに「この話は美しさという暴力が醜い存在を否定し、その拒絶に対して更なる美しさでもって報復する話に過ぎない」と持論である
「人は見かけが十割」理論を正直に書いた事で職員室内で自分にとばっちりが来るからやめろと文句を言う姉から罰として最近汚れている
屋上前の踊り場の清掃を命じられる。渋々と保健室を出て行く晴磨だったが、一学年下で学校内でも噂の美少女・千草夜羽と鉢合わせに
夜羽は保健室で寝ていた妹の美沙を迎えに来たらしい。放課後清掃に向かった晴磨だったが、開かない筈の屋上のドアが開き叫び声とともに
見知らぬ一人の女子生徒が飛び出してくる。何事かと覗いた屋上ではただ一人で涙を流す夜羽がいた。面倒事には関わるまいとする晴磨だったが
袖を掴んで「友だちと三日も連絡が付かない」と泣き付く夜羽に「もう一日待って、それでもダメなら連絡をくれ」と逃げに近い返事を返した事から
奇妙な騒動に巻き込まれていく…

二人の主人公晴磨と夜羽の一人称形式のパートが入れ替わりながら話が進む形式、これ自体はたまに見かける表現方式ではあるけど、この
二人を渡航とさがら総がそれぞれに担当しているらしい(「らしい」というのはそれ自体が伝聞で得た情報だからである)どうやって打ち合せたか
知らないが、少なくとも二人三脚としては破綻しておらず小説として破綻している物では無い。そもそもこの二人の出世作である「俺ガイル」も
「変猫」も主人公の饒舌過ぎる語りによって話が進むという点で共通しており、読んでいて違和感もほとんど無かった

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集英社から発売されたさがら総のクズと金貨のクオリディア (ダッシュエックス文庫)(JAN:9784086310246)の感想と評価
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