ゴースト・イン・ザ・シェル ブルーレイ+DVD+ボーナスブルーレイセット [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルゴースト・イン・ザ・シェル ブルーレイ+DVD+ボーナスブルーレイセット [Blu-ray]
発売日2017-08-23
監督ルパート・サンダース
出演スカーレット・ヨハンソン
販売元パラマウント
JANコード4988102559663
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » アクション

購入者の感想

吹き替え版でさえ、少佐や荒巻、バトーなど登場人物のイメージが違い過ぎるし、そもそもストーリーの基本コンセプトが全く違う。そのために「攻殻ファン」が期待して観るとガッカリするかもしれないが、普通のサイバーパンク映画としては出来は悪くない。個人的には映画館まで行かなくて正解だけど、コレクションには加えておきたい。

まず率直な感想は、日本のアニメに影響を受け、攻殻をリスペクトする監督がつくったオマージュ作品といった感じで、単にSFアクション物としては可もなく不可もなくといったところだが、攻殻シリーズとしてみると期待外れだった。
内容は押井版 ゴースト・イン・ザ・シェルをベースに、神山版の STAND ALONE COMPLEXやその他のエピソードを加えた感じで、独自のアレンジを加えたインスパイア系で、目新しさは感じられない。
攻殻の魅力は、電脳化と義体化によって人とネットがつながった近未来の日本を舞台に、サイバーテロや政府の陰謀などの犯罪に、ネットを駆使した情報戦や、義体やAIを使った近未来ならではの捜査方法で、難解な事件を追うという複雑なストーリー展開にあるのだが、今回は初の実写化とあってかビジュアル面での再現が先行してしまい、ストーリーがありきたりな物になってしまった感じがする。
少佐が自分の過去を探すシナリオがメインのストーリーは、バイオハザードやロボコップなどの二番煎じといった感じで、アクションシーンもアニメ版のようなスピード感や緊張感が全然ない。
一番残念だったのは少佐の過去の設定で、義体の実験後早々に9課に配属が決まり、たった一年足らずで9課のリーダーとしてのスキルがあるのも疑問で、クゼと共に実験体として拉致された経緯からして、少佐と呼ばれる所以と辻褄が合わず、キャラ設定やシナリオ作成に詰めの甘さを感じる。
彼女のゴーストにこだわる理由や強さの秘密は、過去が謎だからこそ意味があるのだが、最後に母親と出会うシーンからして、同情こそあれど、最強の義体使いと呼ばれる少佐としての過去の経歴は何もなかった。
何しろ、やられてばかりいる少佐も頼りないが、他のメンバーもそれぞれの個性が活かされておらず、公安9課が強者ぞろいの特殊な組織という感じが全くしない。
適のクゼも名ばかりで、難民のカルト的リーダーだったカリスマ性のある本来の設定ではなく、義体実験のために拉致され失敗作となった復讐に燃える青年で、敵としての凄みがなく、これなら普通に人形使いの方がよかった。 
キャスティングに関しても肝心な少佐と課長が残念だった。

全体の評価は前評の如く、驚愕!絶賛!納得!ではないです。世界観のイメージが違うのでが難しいところかと。ただ、監督やキャストが役を理解し、惚れ込んだというインタビューは良かったです。

攻殻ファンだが、マニア・オタクではない。他のモノも含めアニメ実写版やリメイク作品には寛容っ! 「好きにやればイイって。原作ファンなんか怒らしたれっ!」っと思ってるくらい。なので「頑張ったじゃん」と好感持ってます・・・とか言いつつ、「タチコマ出てねーじゃん、ストーリーに関係なくたって無理やり出さんかいっ! 攻殻機動隊=(イコール)タチコマやろっ。オラァ~~攻殻ファンをなめとんかぁ、俺は絶対認めんぞっ!! タチコマ出せぇ~~~タチコマ見せろぉ~~~タチコマ主役にしろぉ~~~」っと、冷静さを欠いてしまったオジサンでした。申し訳ありませんでした。
*追記ファンじゃなければ通常版買っとけばよろしいかと。作品はともかく商品はファン向けか?
*余計な追記敦子姉様と言うことで、主役はケイト姉様(ベッキンちゃん)が良かったのになぁ~。スカーレット嬢だとカワイイ感じが・・・でも齢の事もあるし・・・ウゥ~ン
*大事な追記タチコマ出せぇ~~~タチコマ見せろぉ~~~(←まだ言う)

攻殻機動隊はアニメ、映画を大体観てるファンです。

今回の実写は、アニメなどのオマージュが感じられ色々な作品のシーンをうまく実写で再現していると思いました。

アニメの実写化としては、よい出来だと思います。

しかし、今作はハリウッドのテイストが入っているため、アニメの延長線上にある物ではありません。
アニメとは別物として鑑賞した方がスッキリした気持ちで楽しめると思います。

当方攻殻シリーズは全て拝見済み。映画館で4DXで友人たちと鑑賞しました。
攻殻の中でもなかなか理解度が求められる「ゴーストインザシェル」を監督は選んだようなので楽しみにしていましたが、お話の割合的にゴーストインザシェルが6割程、あとの割合はTVシリーズのSAC、SSS(これはほとんど無いかな?)、イノセンスで若干触れられたエピソードやアクションを織り混ぜる・・・といった感じでした。要は物語としてうまく繋げた総集編のようなものです。元々、攻殻機動隊自体が年がら年中ハデにドンパチしている作品ではないので、ハリウッドなのにも拘わらずアクションまでもが若干控えめでした。私には監督もこの作品スキなんだな~(笑)と思えたほどです。しかしながらやる気のない作品とも取られかねないので、そう感じるのも大いにありうると思います。そこはぜひともご視聴下さい。
個人的視点は「攻殻シリーズ」に仲間入りしたかった監督が作ったリスペクトの塊と言える映画でした。とはいえ非難してるわけではなく、むしろプラスです。往年のベテラン声優陣による吹き替えで耳福になる中、課長のたけしさんだけが終始ズッコケていたので星4つです(たけちゃんゴメンなさい!)前知識は間違いなく必要なので注意してね!

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