魔法科高校の劣等生(23) 孤立編 (電撃文庫) の感想
参照データ
タイトル | 魔法科高校の劣等生(23) 孤立編 (電撃文庫) |
発売日 | 2017-08-10 |
製作者 | 佐島 勤 |
販売元 | KADOKAWA |
JANコード | 9784048932813 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル |
購入者の感想
お兄様が苦境に陥ります。
もうソレだけで面白い。
そんじょそこらの作品ならば主人公が劣勢、ピンチになるなんてことはストーリー展開上必要不可欠なはずだが、
「あの」お兄様に限ってはそんなことはありえない。
今まで作品内で苦境と扱われている状況だって、読者が一見して苦境に見える状況ではない。
「これは人質が居るから云々」「ここではあの技術は見せてはいけないから云々」
などど、苦戦している理由を”解説”してもらわなければ、主人公が苦戦していることさえわからないのがこの作品の欠点だった。
しかしこの巻は違う。孤立編というサブタイ通り、お兄様が世界や世間から孤立を深めていくというストーリー。
「魔法師と非魔法師の対立」
「主人公の倫理観の欠如」
「お兄様公式ラスボス認定」
と今までのストーリーで温めてきた卵が、ようやく孵化する回となっている。
作中で何度も語られている状況だけに、主人公が苦境にある、ということがはっきりくっきりと分かる回だ。
苦境である、ということをあえて説明解説せずとも、お兄様が苦境に陥っているということがよく分かるのだ。
物語自体の完結に向かって突き進んでいるのが分かるよいエピソードだった。
とはいえ、オチの付け方など微妙に不満な部分は多々ある。あるにはあるが、今までのエピソードよりかは明らかに面白い。
全巻購入しているが、この巻で初めて金額に見合ったエンタメ作品を見れた気がした。
もうソレだけで面白い。
そんじょそこらの作品ならば主人公が劣勢、ピンチになるなんてことはストーリー展開上必要不可欠なはずだが、
「あの」お兄様に限ってはそんなことはありえない。
今まで作品内で苦境と扱われている状況だって、読者が一見して苦境に見える状況ではない。
「これは人質が居るから云々」「ここではあの技術は見せてはいけないから云々」
などど、苦戦している理由を”解説”してもらわなければ、主人公が苦戦していることさえわからないのがこの作品の欠点だった。
しかしこの巻は違う。孤立編というサブタイ通り、お兄様が世界や世間から孤立を深めていくというストーリー。
「魔法師と非魔法師の対立」
「主人公の倫理観の欠如」
「お兄様公式ラスボス認定」
と今までのストーリーで温めてきた卵が、ようやく孵化する回となっている。
作中で何度も語られている状況だけに、主人公が苦境にある、ということがはっきりくっきりと分かる回だ。
苦境である、ということをあえて説明解説せずとも、お兄様が苦境に陥っているということがよく分かるのだ。
物語自体の完結に向かって突き進んでいるのが分かるよいエピソードだった。
とはいえ、オチの付け方など微妙に不満な部分は多々ある。あるにはあるが、今までのエピソードよりかは明らかに面白い。
全巻購入しているが、この巻で初めて金額に見合ったエンタメ作品を見れた気がした。
どんどん緊張していくストーリー展開。親しい先輩達との決別が少し悲しい。なんだかんだで七草先輩は十文字先輩を選ぶのだよ。そして十氏族の中での縛りからは出る事は決してない。
そんな中で最後に光る同級生たちとの絆。孤立はしていない。
リーナも達也側に動きそう。面白いけどお兄様無敵すぎる。
黒羽の兄弟も好き。あやこちゃん、深雪さんに八つ当たりされてたけど気丈に耐えていましたね。
そして真夜さんの思う通りの展開ですが、USNAに出し抜かれたのは不愉快なのかな?
あれだけ貢献した学校からも独立魔装大隊からもいざという時には助けてもらえず、四葉からさえも情報しかもらえないお兄様。
妹と水波、ピクシー、そして友人たちしか信頼できない現状をどう打破していくのか楽しみ。
そんな中で最後に光る同級生たちとの絆。孤立はしていない。
リーナも達也側に動きそう。面白いけどお兄様無敵すぎる。
黒羽の兄弟も好き。あやこちゃん、深雪さんに八つ当たりされてたけど気丈に耐えていましたね。
そして真夜さんの思う通りの展開ですが、USNAに出し抜かれたのは不愉快なのかな?
あれだけ貢献した学校からも独立魔装大隊からもいざという時には助けてもらえず、四葉からさえも情報しかもらえないお兄様。
妹と水波、ピクシー、そして友人たちしか信頼できない現状をどう打破していくのか楽しみ。