アキラとあきら (徳間文庫) の感想

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参照データ

タイトルアキラとあきら (徳間文庫)
発売日2017-05-17
製作者池井戸潤
販売元徳間書店
JANコード9784198942304
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » あ行の著者

購入者の感想

ここから半沢直樹にハマりました。
話題の著を読む前にこちらを読んで一気に池井戸さんのファンになりました。
読み応えもあり、ドラマが楽しめます。

池井戸潤の作品好きですが、その中で最高かと。池井戸潤がもっと読みたくなりました。

アキラとあきらというタイトルと、その表紙のイラストから、今までの池井戸氏の作品とは少し違う作品かと思い、購入にしたが、いざ読み始めたが、よい意味で期待を裏切った。
父親の経営倒産。引っ越し。そんなよくある出来事が見事な描写でぐんぐん引き込まれていく。そして舞台は銀行へ移る。たの作品とひけをとらないスピードで一気読みです。

最新作とはいえ、随分前の作品です。池井戸さんの
作品の多くは理不尽な社会に立ち向かう弱者の勇気が
根底にあり、正義は必ず勝つ!みたいな爽快さが
何よりの魅力です。この作品にもそういった気持ちの
強さはよく現されていて、自分に与えられた運命を
どう生きるか、といったテーマが心に響きます。
ただ、主人公がふたり共まっとうすぎて、少しばかり
物足りなかったかな。

たちどころに読める。抜群のストーリー。確かにドラマ化されるわ。
でもでもでも、肝心のこれからってところで、枚数の関係かスルーしてしまっているところが散見されて、それが残念。上下巻ならもっと書き込めたのに。例えば、仙台のスーパー戦争。あれれっていう感じ。そしてまた結末。あの子との出会いや馴れ初めもぶっとばして、えぇって言う感じ。もっともっと長くていい物語でした。それが残念。

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