ちがいがわかる対照表 日本の漢字 中国の漢字 の感想
参照データ
タイトル | ちがいがわかる対照表 日本の漢字 中国の漢字 |
発売日 | 2016-01-09 |
製作者 | 伊奈垣 圭映 |
販売元 | 水山産業出版部 |
JANコード | 9784906860760 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 教育・学参・受験 » 小学教科書・参考書 |
購入者の感想
漢字と一口に言っても、中国、台湾、日本では微妙に違いがあると聞いていたのだが、実際にどこが違ってどこが同じなのか、その違いが分かりやすく示されており、中国語を学ぶ人、中国関係の仕事が多い方には必携の一冊になるのではないでしょうか。
著者は、華僑五世ということで、日本語、中国語共に堪能であり、長年教職に就いておられたので、分かりやすく教えるということが大切なことであると、よく理解されているのでしょう。本書も、非常に分かりやすく、必要な項目が簡便に纏められており、非常に使い勝手の良い本に仕上がっています。良書という言葉が、似つかわしい一冊だと思いますよ。
本書の内容からは外れますが、中国で産まれた漢字が中国本土、台湾、香港、日本等で微妙ながら変化しているということは、言葉と言うものは常に変化し続けている物だということを、改めて感じさせてくれました。
昨今、「正しい日本語」ということをよく聞きますが、そもそも「いつの時代の日本語が正しい」のか基準が非常に曖昧であるだけでなく、「正しい」という大義名分で言葉に枷を嵌めてしまうのが賢明と言えるのでしょうか?
年配者(私も含まれますが)には日本語の乱れと思っても、実は言葉が現在進行形で変化している様を見ているだけなのかもしれません。それに無理やり枷を嵌めてしまうのは、文化を守るのではなく破壊していることになるのではないでしょうか?
なぜなら、社会が変わっていくということは、言葉も相応に変化していくことであり、その変化が文化を育んでいるのでしょうから?
末尾、蛇足でありました。
著者は、華僑五世ということで、日本語、中国語共に堪能であり、長年教職に就いておられたので、分かりやすく教えるということが大切なことであると、よく理解されているのでしょう。本書も、非常に分かりやすく、必要な項目が簡便に纏められており、非常に使い勝手の良い本に仕上がっています。良書という言葉が、似つかわしい一冊だと思いますよ。
本書の内容からは外れますが、中国で産まれた漢字が中国本土、台湾、香港、日本等で微妙ながら変化しているということは、言葉と言うものは常に変化し続けている物だということを、改めて感じさせてくれました。
昨今、「正しい日本語」ということをよく聞きますが、そもそも「いつの時代の日本語が正しい」のか基準が非常に曖昧であるだけでなく、「正しい」という大義名分で言葉に枷を嵌めてしまうのが賢明と言えるのでしょうか?
年配者(私も含まれますが)には日本語の乱れと思っても、実は言葉が現在進行形で変化している様を見ているだけなのかもしれません。それに無理やり枷を嵌めてしまうのは、文化を守るのではなく破壊していることになるのではないでしょうか?
なぜなら、社会が変わっていくということは、言葉も相応に変化していくことであり、その変化が文化を育んでいるのでしょうから?
末尾、蛇足でありました。