ビアトリクス・ポター―描き、語り、田園をいつくしんだ人 の感想
参照データ
タイトル | ビアトリクス・ポター―描き、語り、田園をいつくしんだ人 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジュディ テイラー |
販売元 | 福音館書店 |
JANコード | 9784834025316 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
作者のジュディ・テイラーさんはポターの研究者としてとても有名な方で、他にもたくさんの著書を出していらっしゃいますが、中でもこれが1番だと思います。これまでの研究の集大成という感じで、これ以外のポター本を読まなくても大丈夫!ってぐらい、この1冊にポターについてこれまでにわかっている情報がぎゅっと凝縮されています。ポターの写真やスケッチ、イラスト、水彩画、手紙などもたくさん掲載されており、見ごたえもたっぷりです。
イラストレーターとして有名なポターですが、実際に彼女が絵本の創作活動に費やしたのは、77年という長い人生のうちのほんの十数年。それ以前はきのこ研究家として、それ以後は羊飼育家として、自然保護家として、活躍したようです。多才なポターですが、どの活動にも共通しているのは「自然を愛する心」です。その心がピーターラビットをはじめ、小さい絵本シリーズに表れているのだなぁと感じました。読んでいるうちに、ポターという100年前のイギリスに生きた1人の女性の魅力的な生き方にはまってしまいます。ピーターラビットのファンだけど作者についてはほとんど知らなかった、という人も、読めば絵本の背景だとか、絵本ににじみ出ているポターの「心」が伝わってくると思います。
イラストレーターとして有名なポターですが、実際に彼女が絵本の創作活動に費やしたのは、77年という長い人生のうちのほんの十数年。それ以前はきのこ研究家として、それ以後は羊飼育家として、自然保護家として、活躍したようです。多才なポターですが、どの活動にも共通しているのは「自然を愛する心」です。その心がピーターラビットをはじめ、小さい絵本シリーズに表れているのだなぁと感じました。読んでいるうちに、ポターという100年前のイギリスに生きた1人の女性の魅力的な生き方にはまってしまいます。ピーターラビットのファンだけど作者についてはほとんど知らなかった、という人も、読めば絵本の背景だとか、絵本ににじみ出ているポターの「心」が伝わってくると思います。