会話力がアップする英文法のレッスン の感想
参照データ
タイトル | 会話力がアップする英文法のレッスン |
発売日 | 2014-06-20 |
製作者 | 田中 茂範 |
販売元 | NHK出版 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » 英文法・語法 |
購入者の感想
今まで疑問に思っていた点が解決しました!
本書は、NHKのテレビ番組「新感覚☆わかる使える英文法」等で講師を務めら
れ、多くのご著書をお持ちの著者が、NHK『英会話タイムトライアル』の2012
年4月号~2014年3月号まで連載した「英語力の”イデア”を求めて『英文法』
対話篇』を再構成し、加筆・修正したものである。
本書の構成の最大の特徴は、田中先生(著者)と生徒との対話形式で書かれて
いることである。一方的な英文法の説明に終始せず、会話体の文体で分かりや
すく段階を追って書かれているので、読みやすいのが有難い。
しかし、書かれている内容自体は非常に深い。全部で24章にわたり、冠詞、前
置詞、助動詞、関係代名詞、現在完了、過去完了、仮定法、不定詞と動名詞、
話法など多くの文法項目にふれられており、説明の基盤になっているのは、コア
理論などこれまでの著者が主張してこられた理論である。
したがって、著者の大著『表現英文法』と説明基盤や説明内容自体は変わってい
ない。しかし、そのエッセンスを分かりやすく会話形式で示しているのが本書と
いうことができるだろう。
意味の違いや共通性に鋭く迫り、英語の本質的な文法力の向上を目指す著者らし
さを残しながらも気軽に読める本である。
れ、多くのご著書をお持ちの著者が、NHK『英会話タイムトライアル』の2012
年4月号~2014年3月号まで連載した「英語力の”イデア”を求めて『英文法』
対話篇』を再構成し、加筆・修正したものである。
本書の構成の最大の特徴は、田中先生(著者)と生徒との対話形式で書かれて
いることである。一方的な英文法の説明に終始せず、会話体の文体で分かりや
すく段階を追って書かれているので、読みやすいのが有難い。
しかし、書かれている内容自体は非常に深い。全部で24章にわたり、冠詞、前
置詞、助動詞、関係代名詞、現在完了、過去完了、仮定法、不定詞と動名詞、
話法など多くの文法項目にふれられており、説明の基盤になっているのは、コア
理論などこれまでの著者が主張してこられた理論である。
したがって、著者の大著『表現英文法』と説明基盤や説明内容自体は変わってい
ない。しかし、そのエッセンスを分かりやすく会話形式で示しているのが本書と
いうことができるだろう。
意味の違いや共通性に鋭く迫り、英語の本質的な文法力の向上を目指す著者らし
さを残しながらも気軽に読める本である。
わずか190ページかつ会話形式の本にもかかわらず、中身は決してスカスカではありません。さすがです。
会話形式にすることで取っつきやすさを上げる一方で密度は落ちていないようで、意図は成功していると思います。
本書はある意味「表現英文法」より多くの人に勧められます。
あの本は大著すぎて、かなりの突貫工事で無理して完成にこぎ着けたであろうことが誤植の多さにも表れているように見えます。
ちなみに本書には誤植は見当たらず、適度に力の抜けたいい感じの読み物になっています。
日本人学習者のかゆい所に手の届く絶妙の解説で、むしろ本書こそがこの著者にしかなし得ない仕事のようにも思えます。
表現英文法に引き続き「わかる」や「なるほど」にこだわっているところは少々辟易ですが、教科書では得られない知識が補えます。
元が連載だからムラがあるのではないか、体系的でないのではないか、などという心配は無用で、体系書でなくても十分有用です。
書かれている内容自体はそれほど平易ではなく、表現英文法同様、知的で適度に読み応えのある本だと思います。
もっとも、表現英文法を「解説が難しく意味が分からない」と評した人には本書も難解かもしれませんが。
ところで表現英文法では、発売日直後からこの著者に特化したレビューアーにより5つ星が連発されているとの指摘がありました。
シンパなのか関係者なのかわかりませんが、まったく逆効果ですよ。
会話形式にすることで取っつきやすさを上げる一方で密度は落ちていないようで、意図は成功していると思います。
本書はある意味「表現英文法」より多くの人に勧められます。
あの本は大著すぎて、かなりの突貫工事で無理して完成にこぎ着けたであろうことが誤植の多さにも表れているように見えます。
ちなみに本書には誤植は見当たらず、適度に力の抜けたいい感じの読み物になっています。
日本人学習者のかゆい所に手の届く絶妙の解説で、むしろ本書こそがこの著者にしかなし得ない仕事のようにも思えます。
表現英文法に引き続き「わかる」や「なるほど」にこだわっているところは少々辟易ですが、教科書では得られない知識が補えます。
元が連載だからムラがあるのではないか、体系的でないのではないか、などという心配は無用で、体系書でなくても十分有用です。
書かれている内容自体はそれほど平易ではなく、表現英文法同様、知的で適度に読み応えのある本だと思います。
もっとも、表現英文法を「解説が難しく意味が分からない」と評した人には本書も難解かもしれませんが。
ところで表現英文法では、発売日直後からこの著者に特化したレビューアーにより5つ星が連発されているとの指摘がありました。
シンパなのか関係者なのかわかりませんが、まったく逆効果ですよ。