MAKERS―21世紀の産業革命が始まる の感想

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参照データ

タイトルMAKERS―21世紀の産業革命が始まる
発売日販売日未定
製作者クリス・アンダーソン
販売元NHK出版
JANコード9784140815762
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 産業研究 » 製造・加工

購入者の感想

「ロングテール」「フリー」と的確に社会を見つめ、ベストセラー連発のクリス・アンダーソンの作品。
それだけに見方はとても信頼できる。
私もモノとITの関係は以前から、とても気になっていた。
ともすれば、ITが世の中のすべてだと考える人がいる。
とくにホワイトカラーとして働き、毎日、書類(PC)をいじっていると、そう誤解するかもしれない。
が、我々は物理的存在であり、自然から与えられたものを食べ続けなければ死んでしまうというのも現実だ。
インターネットを利用して、決定的にモノの作り方が変わろうとしている。
そのインパクトはインターネット自身よりも大きい。

誤解してはいけない。現実のモノの作り方が変わるほうが、ITの変化よりはるかに大きく、急速なのだ。
この本は20世紀型製造業はとても大きいロットでしかモノを作れなかったが、21世紀型製造業はとても小さいロットでもモノを作れることを多くの実例でもって示している。(全部だとは言っていない、そういうものがたくさんあるということ)

個人ですら、製造を発注できる。
その方法は、アウトソーシングするか、自分たちで3Dプリンターで作るか、いろいろあると指摘する。
そして、オープンソースハードウェアの未来がいかに大きいか、筆者自身が作った会社(成功している)を例として解説する。

この流れは止められないし、おそらく流通の形態、開発途上国という概念を覆していくだろう。
なぜならば、在庫の概念、工場の概念が変わるからだ。

モノを作ることで起業したいという人は読んでおいたほうがいい。
この本で書かれていることは、学者の未来の予想ではなく、今、すでに動いている現実の実例だ。
考えてみると、著者のビューは3冊とも一貫していることに気づく。
ロングテールといわれるニッチビジネスは想像以上に大きいということ、世界中の顧客の信頼、マーケティングするにはフリーという方法があること、そして製造は誰もメイカーであるが可能だということ。これは先進国の我々のような庶民を救う答えのひとつではないのだろうか?

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