段取り力―「うまくいく人」はここがちがう (ちくま文庫) の感想
参照データ
タイトル | 段取り力―「うまくいく人」はここがちがう (ちくま文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 斎藤 孝 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480422781 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
「段取り力」養成のためのマニュアルを求めていた訳ではないのだが、本書を読むことで「段取り力」がつくことはなさそうだ。本書は「段取り力」に関するエッセイとして読まれるべきだと思う。
読み進めていくと「これも段取り力、あれも段取り力」と話が拡散していって、しかも「段取り力があればすべてがOK」というように、「段取り力」が奇跡の力のように語られていて食傷気味。メイキングビデオの「教材」としての意義に触れている部分(p.220~)のように面白い箇所もあるのだが。
池上彰の解説に
「うーむ、私の段取りが悪い(p.236)」
「うーむ、本を書き出す前に資料集めばかりに時間がかかる私には耳が痛い(p.237)」
「さっさと日本にいる間に片付けてしまえばよかったのに……なんという、段取り力のなさ(p.239)」
とあり、斉藤と比べて、「段取り力」の乏しい自分を卑下しているようではあるけれど、「『段取り力』乏しくても、私はやっていけているよ」と密かに思っているような気がちょっとしないでもない。邪推かもしれないが。
読み進めていくと「これも段取り力、あれも段取り力」と話が拡散していって、しかも「段取り力があればすべてがOK」というように、「段取り力」が奇跡の力のように語られていて食傷気味。メイキングビデオの「教材」としての意義に触れている部分(p.220~)のように面白い箇所もあるのだが。
池上彰の解説に
「うーむ、私の段取りが悪い(p.236)」
「うーむ、本を書き出す前に資料集めばかりに時間がかかる私には耳が痛い(p.237)」
「さっさと日本にいる間に片付けてしまえばよかったのに……なんという、段取り力のなさ(p.239)」
とあり、斉藤と比べて、「段取り力」の乏しい自分を卑下しているようではあるけれど、「『段取り力』乏しくても、私はやっていけているよ」と密かに思っているような気がちょっとしないでもない。邪推かもしれないが。