ただいま! マラング村: タンザニアの男の子のお話 (児童書) の感想

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参照データ

タイトルただいま! マラング村: タンザニアの男の子のお話 (児童書)
発売日販売日未定
製作者ハンナ・ショット
販売元徳間書店
JANコード9784198636784
カテゴリ文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » ドイツ文学

購入者の感想

子供の夏休みの宿題にと購入しました。普段本なんて全然読まない息子もちゃんと読みきれました。長さもちょうど良くて、挿し絵も可愛くてスラスラ読めたようです。
これが実話だということで、ツソのような子供たちを助けるために今の自分に何が出来るか…そんな事を考えてもらえたら好き嫌いも言わなくなるのかなぁと思ってます。

実話に基づいたお話だそうです。

アフリカ・タンザニアのマラング村に住むツソは4歳の男の子。
父親は病気で亡くなり、母親は蒸発してしまい、
8歳の兄と共に子沢山のおばさんの家で、肩身の狭い思いで暮らしています。
おばさんは怖いし、おばさんの子どもたちを差し置いて、
食事をいただくことはできません。

ある日、兄に促されておばさんの家を逃げ出します。
ところが、バスターミナルのある町から、
バスに乗ってもっと大きな町に行こうとしていたところ、
兄とはぐれてしまい・・・。

ツソだけでなく、路上生活をしている子どもがたくさんいるんですね。
ひもじい思いや独りぼっちになったときの心細さを想像してみます。
本書に綴られていない厳しい現実も、
きっとあったのでしょう。

ツソのモデルになった男の子とのQ&Aや写真も掲載されています。
心穏やかな顔を拝見でき、少しほっとしました。

 父を亡くし母が蒸発したツソは兄と一緒におばさんと暮らしていますが、食べ物もあまりもらえず、ついに兄とともに家出をします。しかし、はぐれてしまい、路上生活者に。
 それから4年が過ぎ、ツソは子どもたちに衣服を配っている人たちの車に隠れて乗り込み、たどり着いた施設で暮らすことになります。ツソは兄と再会できるのか?
 世界には、貧困にあえぐ子ども、大人から見放されて路上で暮らす子どもがたくさんいます。彼らはこの本を読める環境にはいないでしょう。しかし読める子どもは読むことで、違う環境に置かれている子どもへと想像力を伸ばすことはできます。それは決して無駄ではありません。理解はそこから生まれ、行動は理解から生まれるのですから。

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