大学教員 採用・人事のカラクリ (中公新書ラクレ) の感想
参照データ
タイトル | 大学教員 採用・人事のカラクリ (中公新書ラクレ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 櫻田 大造 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121504012 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
文系の学部に通ってた人なら誰しもが感じたことのある「大学教授っていい仕事だなぁ」という羨望。
好きなことやって給料もらえるし、長期休暇はあるし、週3日くらい出てこればいいだけだし、
と羨ましいところは枚挙に暇がないが、一方でそれだけ羨む点がある分、
その地位をつかむためには大きなリスクと困難があることをまじめな文章で書いている。
本書を読めば、なるほどこれだけの艱難があればあの待遇もむべなるかなと言ったところ。
以前に比べ雑務が増えて昔のような象牙の塔の住人ではいられなくなったという現状も示されており
以前のような待遇への期待は打ち消される。
惜しむらくは、筆者の来歴ゆえか記述が文系の教員に偏っていること、
「カラクリ」と銘打ちながら、打ち明け話や裏話のような記述はないことである。
結局のところ、飛び道具はなく語学力や(学位の有無も含めた)専門性といった学問的裏付けと人脈、そして運
がなければ大学教員の座を射止めるのは難しいということだ。
好きなことやって給料もらえるし、長期休暇はあるし、週3日くらい出てこればいいだけだし、
と羨ましいところは枚挙に暇がないが、一方でそれだけ羨む点がある分、
その地位をつかむためには大きなリスクと困難があることをまじめな文章で書いている。
本書を読めば、なるほどこれだけの艱難があればあの待遇もむべなるかなと言ったところ。
以前に比べ雑務が増えて昔のような象牙の塔の住人ではいられなくなったという現状も示されており
以前のような待遇への期待は打ち消される。
惜しむらくは、筆者の来歴ゆえか記述が文系の教員に偏っていること、
「カラクリ」と銘打ちながら、打ち明け話や裏話のような記述はないことである。
結局のところ、飛び道具はなく語学力や(学位の有無も含めた)専門性といった学問的裏付けと人脈、そして運
がなければ大学教員の座を射止めるのは難しいということだ。