VOCALOID(TM)3 Library MAYU(キャラクターデザイン 左)[2枚組SPECIAL CD+6種ランダムストラップ+マウスパッド付き] の感想

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正直、VOCALOIDブームに便乗している感の強い製品の印象があったので、当初は期待していませんでしたが意外と使い勝手は良いと思います。

VOCALOID3世代の中では扱いやすい方なんじゃないかと思います。
他の方のレビューにもありますが、滑舌の良さは全VOCALOIDの中でもトップクラスです。
他のVOCALOIDでは子音分割などの調整が必須なものでも、この子なら無調整で滑らかに歌えます。
ただし鼻声気味なところは一長一短かもしれません。声が薄っぺらくてパワー不足に聴こえる処もあるかも。（BRIを上げてやればマシになります。）
ベタ打ちでも結構良い感じに歌うので、初心者にも向いてると思います。

ボカロPに使用されている楽曲は全体的にポップスなものが多い印象を受けますが、シリアスな歌でも結構いけます。
「ヤンデレ」と公式にされていることから、ヤンデレな歌詞の作品も非常に多いのですが(笑)

声質的にはミクに似てるという意見もありますが、似て非なるものです。
とくに滑舌に関しては雲泥の差があります。
ミクとこの子両方とも買っておいても損はないと思います。
むしろ声質の面から、ベタ打ち状態での人間臭さならこの子のほうが上だったりします。
大して弄らなくても感情がこもってるように聴こえます。

CDやストラップなどの抱き合わせは、ここのところのEXIT TUNESの売り口として常態化してますし、まあ納得ではあるのですが、これのお陰で価格がやや上昇している感が否めない。比較的、価格帯が下がってきたのがVOCALOID3の良い処でもあったのですが、VOCALOID3の中では少し高価なほうになってしまっています。
ただ、MAYUの場合、CD付属の要素のためかCDショップに並んでいる光景をしばしば目にします。良くも悪くもVOCALOIDの敷居を下げている感はするのですが……どうなのでしょう。