あの世飛行士 未来への心躍るデスサーフィン の感想

今年からファンになった保江氏と１０年以上前からファンである木内氏の二大巨星の対談ということで予約注文して期待しておりました。
到着後、早速読ませていただくと、最初の部分、保江氏による木内氏の紹介については？？でした。
臨死体験を三回もして地球の過去、現在、未来まで見てきたという大筋の話は合っているものの、土佐神社や高野山のお寺での体験についてはトンチンカン、
木内氏が土佐神社で６００年前に柱に「つる」と書いてきたことを「わけのわからない梵字」を書いたとか、左脳的には？？？
せめて前日に木内氏の「生き方は星空が教えてくれる」とか、最新刊の「臨死体験が教えてくれた宇宙の仕組み」とか読んでいたら、間違いばかりではなかったのに、と思います。
ただ、保江氏は木内氏の話を以前に講演の会場を貸した関係で聞いてしまった藤田氏からの又聞きのまま紹介したわけで、
しかも保江氏は「あまり人の本は読まない、本をもらっても積ん読だけ」という直感的、右脳的ヒトみたいなので、
ま仕方ないかもです。
木内ファンが期待して読み始めると木内氏に関する常識がない、と失望するかもしれません。
対談を聞きに行った聴衆の半分は木内ファンとして、そういう紹介なら、おいらの方が余程知っているからいらない、と思ったかも
しれません。

なので次の展開としては、木内氏が、木内ファンとしては常識である死亡体験の最初の一歩（病室で起きあがると自分の身体が
下に見えた）から、保江氏と聴衆に説明するところから始めなくてはならず、ここらへんも、もっと深い話しをと期待してきた聴衆は失望するかもしれません。
ただ、後半はそれなりに二大巨頭の対談ですから、盛り上がり、保江氏が、物理学者として木内氏の話は完璧に科学的だと保証する、服従せざるを得ない、といったところで、最初の藤田氏曰くの浮浪者みたいなヒトという紹介（確かに木内さんはジーンズなどのラフな格好をされていますが、清潔ですし、かつては俳優に似ているといわれたヒトに失礼な！）をフォローしていて許せるかな、といったところです。
とりあえず、対談の会場へ行く時間とお金のないヒトにはお得な本です。