歴史問題をぶった切る《最終解明版》 占領支配者が謀った《国魂(くにみたま)占領》の罠 (Knock‐the‐knowing) の感想

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タイトル歴史問題をぶった切る《最終解明版》 占領支配者が謀った《国魂(くにみたま)占領》の罠 (Knock‐the‐knowing)
発売日2015-03-25
製作者倉山 満
販売元ヒカルランド
JANコード9784864712651
カテゴリ »  » ジャンル別 » 社会・政治

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 戦後日本の教育界と日本史学界に蔓延る、日本のよさを否定しようとする勢力と闘う三氏が、それぞれの立場から、これまでの活動の成果や教育現場が抱える問題点や解決策などを語った一冊。講演を書き起こしたものなので、議論の展開がやや薄弱な箇所も見受けられるものの、現状を変えるために何とかしなければという各氏の思いがページの端々から伝わって来る。
 第一章(実際には各章に番号は振られていないが、便宜上こう書く)では、「つくる会」を立ち上げた藤岡氏が、会の活動が教科書の記述に大きな変化をもたらした経緯を紹介するとともに、今なお教科書の記述の骨骼を成す、日本人の誇りを奪おうとする悪意ある姿勢を箇条書きで具体的に指摘している。
 第二章では、大手予備校で日本史の講師を務めていた竹内氏が、当時の経験をもとに、大学受験に必須である山川の教科書の記述を通じて生徒が左翼思想に染まること、受験問題もまた左翼思想一色であることなどを訴えている。
 第三章では、かつて日本史学界に身を置いていた倉山氏が、学界を覆っていた、「つくる会」に賛同する人間への露骨な弾圧について述懐するとともに、「中学校までで愛国心を教えた上で、自分のような人間が、大学受験を目指す優秀な生徒に本当の歴史に関する情報を流し、受験のための歴史は全て嘘だということに彼らが気が付くようにしたい。」という提言を行っている。

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