女たちの武装解除 (VERY BOOKS) の感想

雑誌のエッセイに妻がはまり、自分も一緒に読んでいたので、単行本化ときいて妻が即買い。
女の子育て競争とか自分磨きとかの実態を、ぐいぐい引き込む文章で綴っていて、けっこうえぐい
エピソードも。妻は何度か泣きながら読んでいました。
自分は野次馬気分で読み始めたが、よくここまで書いたなと驚いた。
子育てあるあるなどもあり笑えた。うちもちびがいるので。
テレビの小島慶子とはちょっと違う印象。自分としては産婦人科医の宋さんとの赤裸々対談に
かなり目から鱗だったというか驚いた（笑）
妻はまえがきとかあとがきでいちいち頷いていたので、ストレス発散になったようでした。

第二子出産直前、震災直後の「ＶＥＲＹ」掲載分を読んでいて、「よくぞ言ってくれた！」って思って、それ以来気になっていた。単行本になったのでさっそく購入。

やっぱり「よくぞ言ってくれた！」という内容で、一気に読んでスカッとした。途中、泣いたり笑ったり、忙しかった。

自分も子育て中なので、子育て論的な部分が一番共感できた。

子どもについて、ダンナについて、自分について、「他人目線での価値判断」になってないか？すごく反省。

そして、子どもらがこれから出る学校やなんやの包装紙ではなく、中身で勝負できる人になるためのお手伝いを、勘違い（＝有名小学校に何が何でも入れるとか、そういう勘違い）せずにできたらいいなと思う。

そのために何が必要か、というと、小島さんの言葉を借りると、子どもに「あなたは誰？」って常に問い続け、向かい合うことなのだと思う。

私じゃないあなたが、私のおなかに偶然やってきたその日から背負っているのは、そういうものなんだ、ということを、ちゃんと文章にして整理してくれた感じの本だった。