森は考える――人間的なるものを超えた人類学 の感想
参照データ
タイトル | 森は考える――人間的なるものを超えた人類学 |
発売日 | 2016-01-07 |
製作者 | エドゥアルド・コーン |
販売元 | 亜紀書房 |
JANコード | 9784750514628 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 文化人類学一般 |
購入者の感想
本自体もタイトルだけ聴いて難解そうーと思ったのですが、C.Sパースに前から興味を持っていたし、大学でこちら系の人たちの本にふれる機会がないので、人類学は専攻領域ではなかったけれど、ちょっと挑戦してみるかと思って、受講登録し、本を読んでみました。やはり本自体が難しい。じっくり読んでみるとなにかもっと掴めるかもしれませんが、やはり難しいです。学部生レーベル(特に人類学や、ポストモダンやパースの知識がない人が読むにはしんどいかもしれない)では読むのにすごく時間がかかりそうな気がします。ただ、個人的な感想としては、最初人間を超える人類学というきいて、それってもう人類学じゃなくね?と思ったのですが、どうも、それでおわりじゃないらしい。人間を超えた視点から人間を見るという試みがこの本の目的ということです。しかし、ここで出てくる形式というものが、たんなる構造の言い換えなのではないかという疑問が残ってますが、どうなんでしょうか。もう一回読み直すなにか違う見え方ができるかもしれないなと思います。ちなみに、最近文化人類学では、パースとかが見直されている話を聞きましたが、そこら変に興味ある人は一回読んでみるかもしれません。