ステレオ時代 VOL.5 (NEKO MOOK) の感想
参照データ
タイトル | ステレオ時代 VOL.5 (NEKO MOOK) |
発売日 | 2015-12-03 |
販売元 | ネコ・パブリッシング |
JANコード | 9784777018888 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 趣味・実用 » オーディオ・ビジュアル |
購入者の感想
トランジスタアンプ登場以降のオーディオ機器に焦点を当てた雑誌です。
オーディオの最先端技術を日本が独占していたときなので、必然的に
日本の製品を解説した記事が多く、親近感を持って読むことができます。
この点で、真空管アンプやSPレコードを取り上げる雑誌とは毛色が
違います。
今号のCDプレーヤ黎明期特集は、CDプレーヤーというものが
当時の日本の世界一のエレクトロニクス技術を象徴する製品であり、
日本のメーカーが生み出すピックアップ、信号処理LSI、
DAコンバーターといったキーパーツが結集したもの、
オールジャパンの製品であることが改めてわかり、感動しました。
特にマランツCD-34、CDの父である中島平太郎氏、NECの1号機CD-803を
開発した草野氏への長いインタビュー記事には驚きました。
2015年の今にこんなお話を聞けるとは。。
何しろ開発者ご自身へのインタビューですから、ネットでは
得られない正真正銘の「一次情報」です。今の世の中、最高・最先端の
情報を得るには英語にアクセスせざるをえませんが、
ことオーディオについては、日本語で一次情報を得られるのです。
CD規格統一までの裏話(カラヤンが関与していたとか74分の理由は有名ですが、
その他にも初めて聞く興味深い話がありました)、部品の調達先の
メーカー名まで知ることができるのは、まさに当時の雑誌を見ても
掲載されていない「今だからこそ言える話」です。
「今だからこそ言える話」が読める、これが「ステレオ時代」の真骨頂です。
日本のオーディオ技術が世界一だった当時の情報を最も得られる環境は
日本および日本語(当時の開発者が語る日本語)であり、外国の雑誌には
真似ができません。
VOL.5まで続いて、この雑誌のスタイルは確立できてきたのではないでしょうか。
ただ、開発者の方々が退職され高齢になられてきており、あまり残された時間は
ないように感じます。
オーディオの最先端技術を日本が独占していたときなので、必然的に
日本の製品を解説した記事が多く、親近感を持って読むことができます。
この点で、真空管アンプやSPレコードを取り上げる雑誌とは毛色が
違います。
今号のCDプレーヤ黎明期特集は、CDプレーヤーというものが
当時の日本の世界一のエレクトロニクス技術を象徴する製品であり、
日本のメーカーが生み出すピックアップ、信号処理LSI、
DAコンバーターといったキーパーツが結集したもの、
オールジャパンの製品であることが改めてわかり、感動しました。
特にマランツCD-34、CDの父である中島平太郎氏、NECの1号機CD-803を
開発した草野氏への長いインタビュー記事には驚きました。
2015年の今にこんなお話を聞けるとは。。
何しろ開発者ご自身へのインタビューですから、ネットでは
得られない正真正銘の「一次情報」です。今の世の中、最高・最先端の
情報を得るには英語にアクセスせざるをえませんが、
ことオーディオについては、日本語で一次情報を得られるのです。
CD規格統一までの裏話(カラヤンが関与していたとか74分の理由は有名ですが、
その他にも初めて聞く興味深い話がありました)、部品の調達先の
メーカー名まで知ることができるのは、まさに当時の雑誌を見ても
掲載されていない「今だからこそ言える話」です。
「今だからこそ言える話」が読める、これが「ステレオ時代」の真骨頂です。
日本のオーディオ技術が世界一だった当時の情報を最も得られる環境は
日本および日本語(当時の開発者が語る日本語)であり、外国の雑誌には
真似ができません。
VOL.5まで続いて、この雑誌のスタイルは確立できてきたのではないでしょうか。
ただ、開発者の方々が退職され高齢になられてきており、あまり残された時間は
ないように感じます。