コレッリ:作品全集 10枚組 の感想
参照データ
タイトル | コレッリ:作品全集 10枚組 |
発売日 | 2011-05-31 |
販売元 | Brilliant Classics |
JANコード | 5028421941127 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲 |
購入者の感想
コレルリは不思議な作曲家だ。全集といってもCD10枚しかない。当時としてはかなり長生きしているのに。第一作品の中に声楽がない!宗教曲がない!・・・のに、イタリアバロックの重鎮。作品の中では、ヴァイオリンソナタの「ラ、フォリア」が有名である。不思議な魅力の曲だ。合奏協奏曲の作品6もいい。特に1番、2番。また「クリスマス協奏曲」は有名だ。まるでお通夜のような雰囲気の曲だが。コレルリの曲は精神的なのである。宗教性は無いのに。凛としたそばにも寄れぬような、気の引き締まるような独特な響きがある。その曲がちょっと演奏の仕方を変えただけで全く違う雰囲気になったりする。少ない楽器編成で単純な構成ながら、何という豊穣な響き。魅力は尽きない。
この全集では当然古楽器が使われているが、これがまたとても良い。演奏も中立的というか、癖はない。例えばイタリア合奏団の演奏よりもずっといいと思う。ヘンデルはコレルリの合奏協奏曲を取り入れたといわれるが、なるほどヘンデルにそっくり(つまりヘンデルがコレルリを真似した)なものがある。蛇足ながらヴィヴァルディにも「ラ、フォリア」がある。そして知られていないが、これがなかなかいいのである。(ジャルディーノアルモニコの演奏が出ている)
名前のアルカンジェロ=コレルリのアルカンジェロとは「大天使」という意味。当時「ヴァイオリンの大天使」といわれたそうだ。
ぜひ聞いて、コレルリの魅力を発見してください。
この全集では当然古楽器が使われているが、これがまたとても良い。演奏も中立的というか、癖はない。例えばイタリア合奏団の演奏よりもずっといいと思う。ヘンデルはコレルリの合奏協奏曲を取り入れたといわれるが、なるほどヘンデルにそっくり(つまりヘンデルがコレルリを真似した)なものがある。蛇足ながらヴィヴァルディにも「ラ、フォリア」がある。そして知られていないが、これがなかなかいいのである。(ジャルディーノアルモニコの演奏が出ている)
名前のアルカンジェロ=コレルリのアルカンジェロとは「大天使」という意味。当時「ヴァイオリンの大天使」といわれたそうだ。
ぜひ聞いて、コレルリの魅力を発見してください。